前回、前々回と、ネイティブ英語が聞こえてくる
3ステップ練習方法についてお話ししてきました。
3つのステップというのは、
- ネイティブ英語の発音と変化を学ぶ
- 精聴をたっぷりする
- 多聴をたっぷりする
というステップですね。
この3ステップをしっかりと実践すると
ネイティブの英語がす~っと耳に入って
そのまま理解できるようになってきます。
TOEICなんか楽勝になるし
洋画や海外ドラマも聞こえるようになってきますよ。
さて今回は
「3.多聴をたっぷりする」
ための方法についてお話します。
多聴をしっかり練習することで
- ネイティブ英語のスピードについていけない
- 聞き取れない少しでも部分があったら、その後がまったく分からなくなる
- 知らない単語が1つでも出てきたらお終い
という状態がなくなり、
ネイティブの英語を楽に聞き取れるようになります。
■多聴の練習方法
多聴というのは、たくさん英語を聞くことです。
とは言っても、ただ聞けばいいというのではなく
効果を出すための重要ポイントがあります。
以下に多聴を練習する方法を説明しますね。
▼1.一度も聞いたことのない英語オーディオを用意します。
だいたい7割くらいは聞き取れることが目安です。
英会話教材でもネットで見つけたオーディオでもかまいませんが
英文スクリプトがあるものを選びましょう。
▼2.英語オーディオを最後まで聞きます。
精聴のように英語を書き出したり
聞き取れない部分でオーディオを止めて聞き返したりしません。
聞き取れない部分があってもそのまま聞き続けます。
そして、全体の内容から、
聞き取れなかった部分の内容を想像します。
たぶん、日本語で会話しているときは
この
「聞き取れない部分は想像する」
ってことを自然にやっていますよね。
相手の言うことを一字一句聞き取れていなくても
話の内容はきちんと理解できるはずです。
これと同じことを英語でもできるように
オーディオを止めずに最後まで聞き続けて
聞き取れない部分は想像し、
全体の内容を理解するように練習します。
▼3.英語スクリプトを見て内容を確認します。
聞いただけでは正しく理解できているかどうか分からないので
必ずスクリプトを見て内容を確認してください。
▼4.もう一度、英語オーディオを聞きます。
スクリプトを読んだら、もう一度オーディオを聞きましょう。
■多聴と聞き流しの違いとは
「ノートに書きだしたりしなくていいなら
とにかくたくさん聞き流したらいいんですよね。」
「本を読みながらでも効果はありますか。」
のように聞かれることがあるのですが
そんな練習方法では上達しません。
聞き流しは、他のことをやりながら何となく聞いている
という状態ですよね。
でも多聴をするときは、集中して聞くことが必須なんです。
そもそも、聞き取れない部分は想像力で埋めるんだから
集中していなければできることじゃありませんよ。
- 集中してたくさん聴く
- 途中で止めずに最後まで聞く
- 聞き取れない部分は想像力で埋める
というのが多聴の練習方法です。
ボンヤリ聞くだけでは効果なし。
この「多聴」をしっかり練習することで
- ネイティブ英語のスピードについていけない
- 聞き取れない少しでも部分があったら、その後がまったく分からなくなる
- 知らない単語が1つでも出てきたらお終い
という状態がなくなり、
ネイティブの英語を楽に聞き取れるようになります。
■多聴に使うオーディオ教材はどうすればいいの?
多聴をするときに困ることは何かというと
スクリプト付きのオーディオが
たくさん必要になることなんですね。
リスニング教材をたくさん買っていたら
お金がかかってしかたない。
そこで、著作権が切れた書籍のオーディオ版を
自由にダウンロードできるサイトをおすすめします。
このサイトの使い方は、
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