悩む女性
中学生のときに、学校の先生が「どんなアホでも海外に行って1年くらい生活していたら英語を話せるようになる。」と言っていました。

おそらく、そう信じて海外留学する人は多いと思います。

でも、現実はそう甘くありません。

海外留学を1年しようと2年しようと、英語をまったく話せない人は大勢います。

海外で生活したら英語ペラペラになれるというのは夢幻に過ぎません。

今日は、アイルランドで1年半ほど生活しているけれど、英語を話せなくて悩んでいる女性からメールをいただいたので紹介します。

こんにちは。最近メルマガに登録したものです。

私は普通の主婦ですが、主人の仕事の都合で現在アイルランドに1年半ほど住んでいます。

英語は大嫌いでしたし、人前で話すなんて高校の時が最後ってぐらいでした。

でもすごく外国人のノリが好きで、旅行の時には、英語ができたらどれだけ楽しいだろうって思い、死ぬまでには英語がペラペラになりたいと一念発起して、アイルランドに来る一年前から中学1年生の英語からやり直しました。

そんな時ちょうどアイルランドに来ることになりました。

なんとかなる!私社交的だし、明るいし、度胸はないけど、すぐに現地の友達ができて英語をマスターするさ!って思っていたらとんでもなかったです。全然英語は入ってこないし、ちょっとした一言が英語で出てこないし、度胸がめちゃくちゃ重要なことも知りました。

1年半英語を一生懸命マスターしてきました。やり方は日記、あとフレーズを覚える、英語のドラマを見て、気になった表現を覚える、自分が普段している動作をどう英語で言うのか、調べて覚える。

主にインターネットから情報を得ていて、本はありません。口語的ではありますが、書く事はそれなりにできます。

簡単な言い回しにするのが慣れてきたので、だいぶ自分の知っている文法で表現できるようになってきました。

しかし上手く喋れません、聞き取れません。

スピードに乗れないと言うのもありますが、少し単語の量が増えると、自分が何を話していたか、どこまで話しているのか、正しく言えているか、notが抜けていなかったか、などが気になって、言葉が途中からスコンと抜けます。

そして聞き取りの時も同じようにどこかで止まってしまうのです。すごく頑張ってるつもりなのに、すごく初歩的な所でつまづいて、いつも会話の中で実力が発揮できません。

そこで戸田先生に行き着きました。アウトプットが足りないんです、の一言に、そうなの!って思いました。とにかく口に出してください、と言うのも共感です。わかってはいたのですが「アウトプット」の一言にグサリときました。

しかしやはりアウトプットが下手です。家の中で独り言をいう癖もなく、何を話せばいいのかわからないのです。気が付くと無言で、作業が進んでいます。

たぶん私の問題点はここです。

外人さん目の前にして上がってしまうのですが、何に緊張するって、何の話題を話せばいいのかわからないのです。

すぐに話題が思い浮かばない。何気ない話、改まった形でない会話が下手なんだと思います。

アウトプットするにも、何をアウトプットするんなんだっけ?ってなってしまうのです。

普通に言いたいことがサササっと出てくるようにしたいです。

気を使って話してくれるネイティブは周りにいますが、私が怯えてしまってます。時々ネイティブでない人と会話しますが、1対1なら多少リラックスして50,60%ぐらい言いたいことが話せます。

長くなりました。主婦であるにも関わらずめちゃくちゃ英語勉強してて、でも全然しゃべれない私が恥ずかしくて、英語の事を相談できる人がいませんので、しゃべりすぎました。

いつも戸田先生の口調が面白くて、しかもシンプルで読みやすくて、今後も期待しています。私もなんとか頑張ります。

もしお時間ありましたらお返事ください。

 

こんにちは。戸田です。
メールをありがとうございます。

外国に行けばすぐに英語は身につくだろうって誰でも思うんですが、そうじゃないですよね。

よくわかります!

何を話したらいいか分からなくて言葉が出てこないということですので、私の提案は、前もって英作文しておくことです。

趣味のことや日常的なことなど、話したいと思う話題はいろいろあると思います。

また、「あのとき、こう言えばよかった。」と思ったこともあると思います。

そういったことをあらかじめ英作文しておいて、声に出して練習しておくがおすすめです。

もちろん、前もって準備しておくことになるので、その場に状況にぴったりの英作文ができるわけではありませんが、話せることがだんだん増えてきます。

相手がこう言ったら、自分はこう答えるというような会話を想定しておくとさらにいいと思います。

そうすると気持ちに余裕が出てきます。

また、同じ趣味の人を見つけたら、話題を限定できるのですごく話しやすくなりますよ。

後はもう、度胸を出して挑戦することでしょうね。

最終的には、度胸に行きつくと思います。

頑張ってください。

■日本人の英語学習に決定的に欠けているポイント

メールをくださった読者さんも理解されているように、英語を話せるようにならない原因のトップはアウトプットが足りないことです。

アウトプットというのは、自分で声に出して英語を話したり、英文を書いたりすることです。

学校の勉強は筆記試験で点数を取ることを目標としているので、アウトプットの練習はほとんどありません。

教材を使って自分で勉強するときも、英語教材を目で読んで、オーディオを耳で聞くだけということが多いのではないでしょうか。

英語を話せるようになるには、アウトプットをたくさんすること。

これが、英語を話せるかダメかの分かれ道になります。

そして最終的には度胸ですね。

言い間違えたり、沈黙になったりするのが怖くて何も話さなければ、いつまでたっても英会話は上達しません。

「相手が理解していなくてもいい。変な表現でもいい。とにかくしゃべりまくる」という一見めちゃくちゃな人が、実は英会話が早く上達します。

P.S.

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