リスニングとスピーキングはどっちが難しいと思いますか?
たぶん、「そりゃ、スピーキングの方が難しいでしょ」と言う人が多いのではないかと思います。
でも、長年、英語に携わってきた経験から言うとリスニングの方がずっと難しいです。
もちろん、リスニング教材やTOEICのリスニングみたいに、ゆっくりハッキリ話されている英語は、しばらく練習していたら聞こえるようになってきます。
ネイティブが日本人を相手に手加減してくれた英語も聞き取れるようになります。
だから、リスニングの方が簡単と思うのも無理ありません。
でも、ネイティブがネイティブ同士でダダダダタ・・・・と話す英語はなかなか手強いですね。
なぜって、出身地によってナマリがあったり、方言やスラングが出てきたり、妙に滑舌が悪かったりで、一筋縄ではいかないことがよくあるからです。
リスニングは長期戦、スピーキングは短期戦
TOEICみたいな試験に出てくる英語は、簡単な単語だけを使って分かりやすく作られているので、わりと短期間に聞き取れるようになります。
でも、ネイティブ同士の会話を完璧に聞き取ろうと思ったら、リスニングスキルに加えてネイティブに負けない語彙力と文化背景の知識が必要になります。
半年やそこらでできることではないので、ある程度、長期戦を考える必要があります。
でも、スピーキングは、もっと短期間に伸ばすことができます。
なぜなら、知っている単語と文法を使って英文を作る練習をすればいいからです。
知識の量を増やすのではなく
「すでに知っていることを使いこなせるようにする」
というのがポイントです。
日常的な会話では、ネイティブは、私たちが中学で習うレベルの英文法で話しています。
そして、私たちが英語を話すときも、中学レベルの英文法を使えば完璧に通じます。
だから、次々と知識を増やすのではなく「すでに知っていることを使いこなせるようにする」ための練習をすることがスピーキング上達の近道です。
なお、英語で自由に話せるようになるための勉強法は、以下のメール講座で詳しく説明しています。