リスニング教材の聞き流しは、どれくらい効果があるか？

聞き流しのリスニングは効果があるか英語のリスニングを練習する方法についてお話しします。

最初に、リスニングについて誤った考えが広まっているのでお伝えします。

それは、

「聞き流すだけ」で上達するということです。

大手の英語教材の広告で使われているキャッチコピーなので
あなたも一度は聞いたことがあると思います。

「聞き流すだけ」ということを強調するので、
集中して勉強しなくても、「聞き流すだけ」でリスニングが上達して
英語ペラペラになるという誤解を招きがちです。

でも、断言しますが聞き流すだけでは
英語はぜんぜん上達しません。

実際に教材を取り寄せて、内容を確認してみると、
勉強方法の説明として

「英語を聞いた後に声に出して練習しましょう」

ということが指示されています。

コマーシャルでは「聞き流すだけ」と言っていますが、
教材の説明では、オーディオを聞いた後に声に出して練習する

「シャドーイング」

という練習方法が勧められているわけです。

「聞き流すだけ」というは、手品師が

「種も仕掛けもありません」

と言うのと同じレベルと考えたほうがいいです。

それでは、聞き流し練習はまったく意味がないかというと、
そういうわけではありません。

「聞き流し練習」は、「じっくり聞く練習」と組み合わせると効果がでます。

それほど大きな効果ではありません。
でも、何もしないよりは効果があるので
やらないよりは、やったほうがいいという話です。

「じっくり聞く練習」というのは、リスニング教材をじっくり聞いて、
英文をノートに書き出していく練習方法です。

ノートに書き出さずに聞いているだけの場合は、
前置詞などの細かい部分を

「聞いたつもり」

になってしまいますす。

だから、単語一つひとつを書き出すことが大切なのです。

最後にまとめると、リスニングは、以下のように練習すると効果的です。

１．日曜日など、時間があるときを利用して
　　リスニング教材を集中して聴いてノートに書き出す。

２．平日の通勤時間など、移動時間なをど利用して
　　オーディオプレイヤーで聞きながら、聞いた後に声に出して練習する。

※声に出すのが恥ずかしい場合は、口の中でモゴモゴやるだけでもOK。

３．料理を作るときなど、別の仕事をしているときに聞き流す。

聞き流しだけでは効果はありませんが、
上のように聞き流しをリスニング練習の一部に
取り入れるなら効果があります。

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