昨日、英語を勉強していた妻のナオが
ブツブツとつぶやいていました。

『4月は、日本では学校が始まる月です。』って

『April is the month when schools ~』かなあ、

『April is the month when the school ~』かなあ・・・

 

「the school」か「schools」か・・・

が分からなくて
その先を言えなくなっていたのです。

そこさえ分かれば
残りはスラスラ言えるのに
そこで長い間、悩んでいました。

 

このとき私がナオに言ったことは

「外国人と話をするときは
そんなこと悩んでいるヒマがあったら
どっちでもいいから言ったほうがいいよ。」

ってことです。

「the school」でも「schools」でも
何も言わずに黙っているより
とりあえず言ったほうがいいのです。

 

外国人が日本語を話すときでもそうでしょ。

 

ちょっとくらい日本語を間違っていても理解できるし
そんなことで沈黙されるより、
どんどん話してくれたほうが楽しい。

それどころか、
少し変な日本語を話す外国人は面白いですよね。

私たちが英語を話すときも同じで

「the school」

でも

「schools」

でもいいので
間違えることを恐れずに
ガンガン言ったほうがいいわけです。

そのほうが外国人も会話を楽しめるのです。

 

■ 英会話は「構え、撃て、狙え」が正しい理由

 

学校で勉強をしっかりした人が
留学しても英語を話せないのに

勉強なんかぜんぜんしなかった、
おしゃべり好きの女性が英語ペラペラになる

なんてことはよくあります。

なぜそうなるかというと
勉強をしっかりした人は

「the school」かな「schools」かな・・・

なんてことが気になって
ぜんぜん会話を楽しめないからです。

会話を楽しめないから
英語をあまり話さないので上達しない。

 

でも、あまり勉強しなかった人は
そんなことを気にせずにガンガン話すので
ぐんぐん上達するわけですね。

 

考えてみてください
1日15分しか英語を話さない人と
何時間もしゃべり続けている人

上達スピードがぜんぜん違うのは当たり前ですね。

 

だから・・・

 

英会話が上手になりたいなら
言いたいことを一度で理解してもらおうなどと
考えないことです。

とりあえず言ってみて、
通じなければ言い方を変えてみる。

つまり、別の言い方をしてみる。

それでもダメなら
また別の言い方をしてみる。

それでもダメなら
また別の言い方をしてみる。

それを繰り返していれば
そのうち理解してもらえるし
たくさんしゃべるので英会話が上達します。

 

射撃に例えるならば

一発で仕留めようと思って

「構え、狙え、打て」

とやるのではなく、

「構え、撃て、狙え」

くらいの気持ちで
とにかく撃ってみて、その後で修正を加える。

というくらいがいいのです。

「間違えては恥ずかしい」

とか

「一回言うだけで理解してもらおう」

などと考えていては
怖くて何も言えなくなってしまいます。

ゴルゴ13みたいに
一撃必殺を狙ってもだめなのです。

ゴルゴ13の狙撃
ゴルゴ13みたいに一発で決めようと思ってもダメ

緊張して何も言えなくなってしまうのがオチです。

とにかく撃ってみて、外れたら言い直す
外れたら言い直す・・・

を繰り返すのが上達の一番の近道なわけです。

今日は以上です。

 

-戸田亮