海外留学で英語を勉強する人

今日も応援ありがとうございます。→<人気ブログランキング>

ここ数回、英字新聞の記事の読み方を説明してきました。

きっちりと読んで課題を提出されている方も
大勢いらっしゃいます。

一方、サラリと読み流している方も
多いのではないかと思います。


おそらく、英語の勉強で「嫌われ者ナンバー1」に入るのは

「英文を読むこと」

ではないでしょうか。

もちろん、

「文法が嫌い」

という人は多いと思いますが
嫌々でもやるでしょ?

でも、英語の長文を読むことなんか、
そもそも挑戦すらされません。

問題集に載っている英文は面白くないし
長文を読むのって、
かなり脳みそが疲れる作業ですからね。

でも、我慢して続けていると、あるときから
文法を意識しなくても理解できるようになります。

左から右に、スイスイスイという感じです。

文法を意識しなくても、
どんどん理解できるので楽チンです。

これって、頭の中に英語の回路が
できてきたってことでしょうね。

こうなると、英語の勉強が楽しくなるし
大量に英文を読めるので
短時間にたくさん勉強できます。

ただ、問題集に載っている英文は面白くないので
英字新聞の記事を使うのが私のおすすめです。


では、先日紹介した
英字新聞の記事について説明します。

「難しそうな英文を簡単に読み解くための3ステップ読解法」

に従って説明しているので
読んでいないなら読んでください。

■単語

dose=(薬の)服用、服用量、medicine =薬、
resident=居住者、pour=そそぐ
stir=かき回す、down=飲み下す(動詞)、
murky=不透明な、cure=治療する
feverish=熱っぽい

■記事

■New dose of old Chinese medicine keeps Hong Kong residents healthy

HONG KONG – The young woman pours a pack of brown powder
into a glass of hot water, stirs it well and downs the murky mixture,
hoping the traditional Chinese medicine will cure her feverish cold.

引用元:Japan Times:AFP-JIJI、Jul 14, 2013


では、今回の説明をします。


■ステップ1:見出しから内容を理解する

最初は、見出し文を読んで、内容を想像します。

New dose of old Chinese medicine keeps Hong Kong residents healthy

(dose=(薬の)服用、服用量、medicine =薬、resident=居住者)

動詞は「keeps」ですね。

「見出しのルール2:過去のことを現在形で書く。」によると
本来は、「keeps」は「kept」という過去形のはずです。

つまり、

「中国の薬の新しい服用が、香港住民の健康を維持した。」

という意味です。
(※英文を読むときは、書かれている意味を理解できたら十分なので
  これくらいの英語っぽい日本語で十分です)

ただ、本文から判断すると「keeps」は過去形ではなく
現在形の意味で使われているようです。

つまり、「健康を維持している」という意味です。

見出し文は、紙面の都合で単語数を減らされているので
情報量が限られています。

足りない分は、本文を読んで理解することになります。


では、本文を見てみましょう。

まずは単語を確認してください。

pour=そそぐ、stir=かき回す、down=飲み下す(動詞)
murky=不透明な、cure=治療する、feverish=熱っぽい

では本文です。

The young woman pours a pack of brown powder
into a glass of hot water, stirs it well and downs the murky mixture,
hoping the traditional Chinese medicine will cure her feverish cold.


■ステップ3:文の構造を理解する。

今回は、以下の1から3を一気にやってしまいましょう。

1.文頭が主語かイントロかを見分ける。
2:主語を見つける
3.動詞を見つける

The young woman pours ~
(若い女性は、~を注ぐ)

「The young woman」は名詞なので
イントロではなく主語ですね。

そして、主語のすぐ後ろに「pours」という動詞があります。
この文は、イントロも主語の説明もないシンプルな構造です。

a pack of brown powder
(1袋の茶色の粉)

into a glass of hot water,
(お湯が入ったグラスへ)

stirs it well
(しっかりとそれをかき回す)

and downs the murky mixture,
(そして、不透明な混合物を飲む)

ここまでは、

主語 + 動詞1~ + 動詞2~ + and 動詞3~という構造です。

つまり、

The young woman
  (動詞1)pours a pack of brown powder into a glass of hot water,
  (動詞2)stirs it well and
  (動詞3)downs the murky mixture,

という構造ですね。

このように主語が1つで、動詞が複数あるという文はよくあります。

動詞がたくさんある場合、一番最後の動詞の前に、
「and」や「or」が書かれているので、
これを目印にすると間違えにくいはずです。

上の文では、

The young woman pours ~、stirs ~ and downs ~,

のように最後の動詞「down」の前に「and」があります。


さて、続きは、

hoping the traditional Chinese medicine will cure her feverish cold.

のように、「~ing」で始まっています。

つまり、分詞構文ですね。

一応、「~ing」の前で文は終わっているけれど、
「~ing」の後に情報を追加しているわけです。

ここでは「hoping ~」なので、「~を望んでいる」という意味です。

何を望んでいるかというと、

the traditional Chinese medicine will cure her feverish cold.
(伝統的な中国の薬が彼女の熱っぽい風邪を治す)

ということですね。

さて、文の全体を見てみると

The young woman pours a pack of brown powder
into a glass of hot water, stirs it well and downs the murky mixture,
hoping the traditional Chinese medicine will cure her feverish cold.

(若い女性は、1袋の茶色の粉をお湯の入ったグラスに注ぎ、
 それをしっかりとかき混ぜて、半透明の混合物を飲み干す。
 伝統的な中国の薬が彼女の熱っぽい風邪を治すことを望みながら)

という意味になります。

どうですか?

英字新聞がどんなものか、分かってきましたか?

今回は、エッセイっぽい記事を選んだので
第1段落に要点ではなく、
読者の想像力を働かせるための文が書かれていました。

でも、文の読み方としては同じなので
問題なく読めると思います。


-戸田亮



★読み終わったら、クリックしていただけるとうれしいです↓
⇒ 今何位? <人気ブログランキング>

屁理屈なし!30歳を過ぎてからの実践 ビジネス英語 入門-人気ブログランキングボタン


独学で英会話を身に付ける戸田の英語メール講座 (無料) では
30歳を過ぎた社会人が英会話を独学して最短距離で身に付けるための方法、
ブログより面白くて、ためになる方法を配信しています。

屁理屈なし!30歳を過ぎてからの実践 ビジネス英語 入門-無料メール講座

⇒ こちらから『英語メール講座』 (無料)に登録してください。


⇒ ■屁理屈なし!30歳を過ぎてからのビジネス英語入門■TOPページへ