無料で実務翻訳について学ぶことができる「超短期翻訳講座」の受講生さんから質問がありました。
いつも翻訳講座を拝見させていただいております。
ここで質問なのですが、実務翻訳に関して語彙力はどの程度必要になるのでしょうか?
現在英検準一級の単熟語帳で独学で勉強しておりますが、おそらくそれでは足りないかと思っております。
良い単語帳、または単語の勉強法などはありますでしょうか?
ちなみに実務翻訳はIT関連を考えております。
ご回答よろしくお願い致します。
IT翻訳に必要なことに集中する方がいい
知っている語彙が多いほど英文を正確にスイスイと読めるので、たくさんの語彙を知っているほど実務翻訳では有利です。
どれくらい必要かという基準はありませんし、それを言える人はいないと思います。
私は、英検の勉強をしたことがないので、「英検準一級の単熟語帳」にどのような単語や熟語が載っているのか知りませんが、英検準一級を受ける予定でなければ、英検の教材を使って勉強する必要はないと思います。
IT関連の翻訳を目標としているなら、IT関連のウェブサイトなどでIT関連の英文をたくさん読んで、よく使われている言葉を覚えた方が効率的です。
よく出てくる言葉は重要な言葉です。何度も出てくるので知らず知らずに覚えられるはずです。
英検など試験対策の教材には、IT翻訳ではまったく出てこない言葉がたくさん出てくるので、そういった言葉を覚えるのは時間の無駄になります。
だから、IT翻訳をすると決めているなら、IT翻訳に必要なことに集中する方がいいです。
ただし、英語力を証明するためにTOEICや英検を受ける予定であれば、少し回り道になりますが、TOEICや英検の教材を使って勉強するのもいいと思います。
ちなみに、翻訳の仕事では、いつでも辞書を使うことができます。1つの言葉の意味を時間の許す限り調べることもできます。
だから、必ずしも、ものすごい量の語彙を知っていなくても、調べながら翻訳をすることができます。
単語だけでなく、例文ごと覚えるのがポイントです。
詳しくは以下のページをどうぞ。
P.S.
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