しばらく前からパソコンから変な音がするので、とりあえずハードディスク(記憶装置)を交換することにしました。
パソコンは使っていると必ず故障する消耗品なので、故障してデータをすべて紛失する前に部品を交換するのが安全だからです。
特にハードディスクが壊れたらデータをすべて失うので致命的です。
私はWindows 95の時代からパソコンを使っていますが、ハードディスクを交換するのはこれが2回目。
いつもはメーカーに送って交換してもらうのですが、今回は「ファイナル丸ごとバックアップPlus」というバックアップソフトで作ったWindows 7のバックアップファイルを復元したかったので、久々にハードディスク交換に挑戦しました。
このソフトを使って復元すると、ハードディスクを交換する前とまったく同じパソコン環境を復元することができます。
同様のソフトは他にもたくさんありますが、ヨドバシカメラの店員によると、「ファイナル丸ごとバックアップPlus」が一番簡単だそうです。
■ハードディスクを購入
まずは梅田のヨドバシカメラに行って店員に相談し、TOSHIBA DT01Ac100 SATA 1TB 3.5インチを購入。
8,860円です。メーカーに送って交換してもらうと、いつも15,000円くらいと約2週間の待ち時間がかかります。
自分でハードディスクを交換するのは面倒ですが、金銭的にかなりの節約です。またたくさんのソフトウェアをインストールし直す必要がないので、かなりの時間の節約にもなります。
■ハードディスクを交換する手順
以下の作業は、「ファイナル丸ごとバックアップPlus」でバックアップファイルとWindows起動用USBを作成済みであることが前提です。
もちろん、他のバックアップソフトを使ってもかまいません。
ハードディスクを交換したパソコンは、Dell Inspiron 620s、Windows 7 Home Premium 64ビットです。
以下の手順で簡単にハードディスクを交換できます。
1.パソコン背面のケーブルの写真を撮る。
ケーブルを抜いてしまう前に、パソコン背面の写真を撮影しておくと、後で元通りに戻すのが楽になります。ちょっとしたことですがパソコン初心者には大きな違いが生まれます。
2.ドライバーでネジをはずしてケースを開ける。
プラスドライバーで2カ所のねじを外すだけで、簡単に蓋を開けることができます。安物買いでマウスコンピュータのPCを買ったときは、ケースの開け方・閉じ方が分からずに悩むことが多いですが、Dellのパソコンは簡単です。
3.古いハードディスクを取り外す。
ハードディスクは青色のプラスチック・ケースに収められているので、まずはケースを筐体から取り出してからケーブルを抜き、ハードディスクを取り出します。
カチっと取り外せるので、ドライバーなどは不要です。
4.新しいハードディスクを取り付ける。
新しいハードディスクを青色のケースにカチっとはめ込んでから、ケーブルを接続します。
後は、プラスチックケースごと筐体にはめ込むだけで完了。
5.パソコン背面のケーブルを元通りに戻す。
筐体の蓋を閉めたら、最初に撮影した画像を見ながら、パソコン背面のケーブルを元通りに戻します。
6.「ファイナル丸ごとバックアップPlus」で作成した起動用USBを挿入して、Windowsを起動する。
「ファイナル丸ごとバックアップPlus」で作成した起動用USBをパソコンに挿入してWindowsを起動します。
BIOSを開いてUSBから起動するように設定を変更しなければいけないかと思っていたら、自動的にUSBから起動してくれました。
7.「ファイナル丸ごとバックアップPlus」の画面に表示される指示にしたがって設定する。
マニュアルを見ながらバックアップを復元する設定を行います。
復元が完了するのに、約6時間かかりました。きちんと復元できているのか、不安な6時間です。
8.パソコンを再起動する。
復元が完了したというメッセージが表示されたら、パソコンを再起動すればできあがり。
ハードディスクを交換する前と同じ状態でパソコンを使うことができます。
■英語嫌いプログラマーの悩み
私は英語が専門で、IT技術は第2の専門のようなものです。あくまで英語が専門で、IT技術は必要に迫られて、必要なことを身に付けていったという感じ。
いくら英語が専門でも、ITを無視して生活することはできないですからね。
同様に、IT技術者の皆さんも、英語を無視して生活することはできない時代になってきています。
昔は、技術者は、自分の専門技術だけに集中していたら問題ありませんでした。
でも、インターネットで世界がつながってグローバル化が急速に進んだ現代では、技術者も英語を身に付けて海外の情報をいち早く取り入れたり、海外の技術者と交流したりといったことが求められます。
コンピュータ関連の情報はアメリカ発のものが多いですし、日本語に翻訳されていない情報が大量にあるので、英語ができなければどうしても不利になってしまうからです。
知人のゲームプログラマーなどは、英語が嫌いだからプログラマーになったのに、英語で書かれたアメリカの開発者向けサイトを読まなければ仕事ができないとぼやいていました。
■IT技術者に求められる英語力とは?
では、IT技術者には、どのような英語力が求められるのでしょうか?
一番に求められるのは、英文を読みこなす力、つまり読解力(リーディング)です。
なぜなら、日本で働く技術者は、海外との窓口として仕事をする機会は少ないため、英語で会話する能力より、英語で書かれた海外からの情報を読みこなして自分のものにする能力のほうが重視されるからです。
読解力が弱ければ、英語で公開された最新の情報は、日本語に翻訳されるまで待つしかありません。
もちろん、Google翻訳のような機械翻訳を利用することはできますが、翻訳された日本語は誤訳が多いため理解するのが困難ですし、短い文章を読むだけなのに長い時間がかかってしまいます。
そんなことでは、英語ができる技術者に大きな遅れを取ることになってしまいます。
また、ほとんどの技術者には、外国人に直接会って英語で話し合う機会はあまりなく、情報交換するにしてもメールでやり取りすることがほとんどです。
だから、英会話よりもまずは英文を読む力、そして英文を書く力が重要なのです。
■何でもかんでも英会話ではなく、自分に必要なスキルを身に付けることが大事
英語の勉強というと、「とにかく英会話」って風潮があります。
でも、実際のところ、技術者を含む多くの人にとって、英語で話す能力より読解力の方が重要です。
だから、仕事のために英語を勉強するなら、とりあえず英会話から練習を始めるのではなく、「自分には何が必要か」をよく考えた上で、どこから始めればいいかを決定することが重要です。
P.S.
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