しばらく前にファミリーマートで購入した「中学英語が7日間でマスターできる本」(小池直己・佐藤誠司著)の感想・レビューです。
7日間で中学英語がマスターできるというので、何が書かれているのかと思って購入しました。
普通の文法書に漫画を掲載し、二人の会話形式で説明することで親しみやすくなっています。
親しみやすい・分かりやすいという点では、読むのも嫌になる真面目一辺倒の文法教材より評価できます。
しかし、1週間で中学英語をマスターできるかというと、それは難しいでしょう。
昔、中学や高校のときに英語を熱心に勉強したことがある人が復習するのであれば、1週間あれば十分でしょう。
しかし、中学や高校で英語を勉強しなかった人では、天才的な語学センスか記憶力がなければ1週間ではムリです。
なぜなら、「中学英語を1週間でマスターする本」を1週間以内に読んで英語の文法を理解することはできても、単語や文法をすべて暗記することは難しいからです。
もちろん、本を読むだけで英会話ができるようになるはずがありません。
英語は理解するだけではなく、暗記しなければ意味がありませんし、英語での会話で使いこなせなければ「マスターした」とは言えません。
だから、この「中学英語が7日間でマスターできる本」は、過去に英語を勉強した人が文法を復習するために使うであればよいかと思います。
しかし、英語をマスターできるかというと、それは宣伝文句に過ぎません。