英語を「読む」のと「書く」のとでは、
どちらが得意ですか?
「聞き取る」のと「話す」のとでは、
どうですか?
かなり熱心に英語を勉強した人でも、
英語で話したり文章を書いたりするのは難しいものです。
リスニングが上達し、英字新聞やペーパーバックが読めるようになっても、
英会話をしようとしたり、英文を書こうとしたら、
突然、何も考えられなくなったりしますよね。
まさに思考停止。
誰もがこういう状態を経験します。
「理解の3ステップ」という言葉を知っていますか?
物事の理解度を3段階に分けたものです。
ステップ1:「分かる」
ステップ2:「意識的にできる」
ステップ3:「無意識にできる」
「分かる」という段階は、
本で読んだことなどを理解した、というレベルです。
英語の参考書などをみて、
「なるほど」
と思ったら、この段階です。
頭で理解しただけで、まだ実行する力はありません。
「意識的にできる」段階では、
マニュアルを見たり考えながら学んだことを実行できる段階です。
英文を読むときに、単語の意味や文法を考えながら理解したり、
英会話のときに、
「何て言うんだったかな・・・」
と考えながら話すのが、この段階です。
「無意識にできる」段階は、
英語を話すときも、英文を読み書きするときも、
英語であることを意識する必要がありません。
意識しなくても頭が勝手に処理してくれる段階です。
英語が身に付くということは、
ステップ1の「分かる」から
ステップ3の「無意識にできる」へと進むことです。
それでは、どうすればステップ3に近づけるのでしょうか?
ステップ1からステップ3に進むには、
たくさんの反復練習をすることです。
ゴルフのスイングに例えると、
最初は足の位置、腰の使い方、軸の取り方、
身体の回転のしかたなど、
細かい部分を意識しないとボールを打てません。
でも、繰り返し練習していると、
何も意識しなくても自然に身体が動くようになります。
これと同じで、英語も繰り返し練習すると
意識しなくても使えるようになります。
ここで、「何を反復練習するか」がとても大切です。
問題集の穴埋め問題ばかりやっていると、
「穴埋め問題を無意識にできる」段階になります。
これでは試験の点数は上がりますが、
英会話は身に付かないので意味がありません。
リスニングを上達させたいなら、
リスニング教材を集中して繰り返し聴きます。
2、3回聴いただけではダメです。
何度も何度も聞いて、全部覚えてしまいます。
英作文ができるようになりたいなら、
たくさんの英文を書くことです。
英語の長文読解力を付けたいなら、英文をたくさん読むことです。
最初は少し読んだだけで疲れてしまいますが、
慣れてくると疲れにくくなります。
英語を話せるようになりたいなら、
たくさん英語で話すことです。
英会話スクールで外国人講師と話さなくてもかまいません。
その日の出来事を家族や友達に英語で説明する
だけでも効果があります。
誰かを相手に英語を話すのが恥ずかしいなら、
独り言でもかまいません。
英会話は、独学でもある程度は伸びます。
ゴルフやテニスの素振りのようなもです。
一人で練習しても効果があるのです。
■ 編集後記
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