私と妻は、毎年の恒例行事として、新梅田シティ・ワンダースクエアで行われている「ドイツ・クリスマス マーケット」に行っています。
仕事が終わってから、しっかりとジャンパーを着込んでマフラーを巻き、完全に防寒をしてから梅田に出かけます。それでも寒くて、いつもブルブル震えています。
JR大阪駅からゆっくり歩いて約10分。会場に入ると子供向けのメリーゴーランドがあり、食べ者やお土産品の売店が立ち並んでいます。イルミネーションがキラキラしてきれいです。
寒いのでホットワインを飲んで暖まりたくなります。ホットワインを買うと、毎年、違うカップに入れてくれます。カップは持ち帰り可なので、いろいろな種類のカップを集めるのも楽しみです。
会場はそんなに大きくないし、ワクワクドキドキするようなイベントがあるわけではありませんが、落ち着いて楽しめるイベントです。
■新梅田シティ・ワンダースクエアの地図
開催日や時間などについて詳しくは、以下のサイトをどうぞ。
⇒ 新梅田シティ・ワンダースクエアのドイツ クリスマスはこちら
■アメリカでのクリスマスの過ごし方
日本ではクリスマスというと恋人どおしがデートする日というイメージがありますが、欧米では家族が集まって一緒に食事をする日という感じです。
日本のイベントに例えるならお正月みたいな感じでしょうか。
私は二十代のときにアメリカ西海岸を北の端から南の端まで貧乏旅行をしました。
そのとき、ちょうどクリスマスにポートランドに滞在しました。貧乏旅行だったのでユースホステルに滞在し、食事もできるだけ安い者ですましていました。
このとき、驚くほどガリガリに痩せていて、前歯が抜けているアメリカ人男性に出会いました。名前は忘れてしまいましたが、一目見たら一生忘れないほどインパクト抜群の「ヤバイ」感じの男でした。
この男が妙に親しげに私に話しかけてきたので、いろいろ話しているうちにどこかに出かけようということになって、ポートランドの街に繰り出すことになりました。
街の中をあちこちウロウロと歩いていると、家の前でクリスマスソングを歌って歩いている一団に出会いました。キリスト教の人たちです。
彼らは、人の家の前でクリスマスソングを歌い、家の人が出てきて「Thank you」と言うと「Merry Christmas」と言って、また別の家の前で歌を歌うということを繰り返していました。
こういう行為を「クリスマスキャロリング(Christmas caroling)/ワッセリング(wassailing)」と呼びます。以下はWikipediaの抜粋です。
In England and other countries, such as Poland (kolęda), Romania (colinde) and Bulgaria (koledari), there is a tradition of Christmas caroling (earlier known as wassailing), in which groups of singers travel from house to house, singing carols, for which they are often rewarded with gifts, money, mince pies, or a glass of an appropriate beverage. Money collected in this way is now normally given to charity. 参照)https://en.wikipedia.org/wiki/Christmas_carol
(訳:イギリスやポーランド、ルーマニア、ブルガリアなどの国では、クリスマス・キャロリング(以前はサッセリングと呼ばれていた)の伝統があり、歌い手のグループが家から家へと移動しながらキャロルを歌い、そのお礼としてプレゼント、お金、ミンス・パイ、飲み物などを受け取る。このようにして集められたお金は、現代では通常、チャリティーに寄付される。)
ヨーロッパだけでなくアメリカでも行われています。
せっかくなので、私と彼もキリスト教の人たちに加わって、家の前で歌を歌ってまわりました(私はクリスマスの歌をぜんぜん知らなかったので歌うふりだけですが)。
かなりヤバイ感じの男と二人で過ごした寂しいクリスマスでしたが、10年以上も過ぎた今でも、昨日のことのようにはっきりと覚えています。
当時は、寂しい一人旅行をしていたので、ぜんぜん楽しい思い出ではありませんが、今となっては楽しい思い出です。
P.S.
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