耳で聞いて覚える
単語を覚えるときには身体全体を使って覚える方が効果的です。
つまり、目、口、耳をすべて使うことで記憶力が数段アップして、
まさに「身体で覚える」状態になるのです。
難しすぎないレベルのCD教材を見つけて繰り返し聞くと効果的です。
この場合も単語だけを読み上げるような教材ではなく、
単語を含む例文ごと読み上げてくれる教材が必要です。
そして、一文聞いたら、聞いた文をマネして自分の口で言ってみる、
という作業を繰り返すのです。
読み上げられた文をそっくりそのままマネするわけです。
よく見かける単語を覚える
受験生の場合は、試験に出る単語が決まっているので、
受験用の単語集を覚えていけば問題ありません。
でも、受験生以外には、このような覚え方はお勧めできません。
というのは、単語集に集められている単語は、
あらゆる分野の単語が集められているため、
現実生活などではほとんど役に立たない単語が多いからです。
たとえば、わたしは技術関係の翻訳を専門にしていますので、
政治や経済に関する単語を勉強してもほとんど役に立ちませんし、
あまり見かけない単語を覚えてもすぐに忘れてしまいます。
それより、技術関係の本や雑誌でよく見かける単語を覚えた方が役に立ちますし、
毎日よく見かける単語はすぐに覚えられます。
このため、仕事のときに出会った単語を覚えていくのが
仕事で使える英語力を身に付ける一番の近道です。
あなたの場合も、よく使う単語とぜんぜん使いそうにない単語があるはずです。
ぜんぜん使うチャンスのない単語を覚えても時間とエネルギーの無駄です。
また、英字新聞をある程度読める英語力のある場合は
興味のある分野の記事を英字新聞で読み、
出会った単語を覚えていくというのも効果的です。
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