このメディアでは、現役のプロ翻訳者であるアキラが、ネイティブと協力して日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明します。
「どうすれば効率よく覚えられるんだろう?」
単語って、なかなか覚えられないし、覚えてもすぐに忘れてしまうんですよね。
でも、単語を覚えなければ英語学習が進まないから、どうしても単語を避けて通ることはできません。
こんにちは。英会話ファクトリー運営者のアキラです。
私も、以前は単語が覚えられなくてずいぶん苦労しました。
1日10個ずつ覚えようとして、たったの3日で行き詰まってしまったり、暗記術を試して失敗したり・・・
単語の暗記は本当に苦痛の種でした(涙)
でも、単語の覚え方のコツが分かってからは、楽に単語を覚えられるようになりました。
しかも、一度覚えた単語は忘れません。
さらに、外国人と英会話するときに、覚えた単語を英会話で自由に使いこなせるのです。
受験のときみたいな単語の覚え方だと、なかなか覚えられない上に、TOEICのような筆記試験では役に立つけれど英会話では役に立たない「死んだ知識」が身に付いてしまいます。
そうならないために、このページで紹介する単語の覚え方で、使える英単語を身に付けてください。
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目次
単語を覚えられない3つの理由
単語の覚え方を説明する前に、どうして単語を覚えられないのか、その理由をお話しします。
覚えられない理由を知ることで、効率的な覚え方をより深く理解できるからです。
でも、単語の覚え方を早く知りたい場合は、覚えられない理由は飛ばして『今までの苦労が馬鹿らしくなる単語の覚え方』から読んでください。
理由その1:つづりと発音が一致しない
小学生のときにローマ字を習いますが、単語のつづりはローマ字とは違い、発音とつづりが一致しないため覚えるのが難しくなります。
つづりには一定の規則性があるので、慣れてくると簡単に覚えられるようになります。
でも、単語の規則性を覚えるまでに、かなりの時間がかかります。
理由その2:英語と日本語が結び付かない
単語集や辞書を見ると、以下のように英単語と日本語訳が書かれています。
comprehensive=包括的な
でも、何度読んで覚えようとしても、意味のないローマ字とその意味を結び付けることはできません。
中学生くらいの柔軟な頭なら棒暗記もできますが、大人になってからは、棒暗記するのはかなり難しいですね。
それに、棒暗記した単語は、数日後にはキレイすっかり忘れてしまいまうので意味がありません。
理由その3:現実感がない
漢字であれば、教科書やマンガなどでよく見かけるので自然に覚えられます。
でも、海外で生活するなど英語を使う生活をしていなければ、覚えた英単語を日常生活で使うことはありません。
教科書の中だけです。
当然、日常生活で使わない言葉は、なかなか覚えられません。
このような理由から、英単語を覚えるのはとても難しいのです。
今までの苦労が馬鹿らしくなる単語の覚え方
それでは、今までの苦労が馬鹿らしくなるほど単語を楽に覚えられる方法をお話しします。
最初に話したように、私も単語を覚えるのが苦手でした。
でも、単語の覚え方のコツが分かってからは、それまでの苦労がウソのように簡単に単語を覚えられるようになりました。
単語を一度見てつづりと意味を確認したら、ほとんどの場合、そのまま頭に入って覚えてしまうのです。
ウソみたいですよね?(苦笑)
でも、騙されたと思って、ぜひ私の教える方法でやってみてください。
きっとあなたも私と同じように、楽に単語を覚えることができます。
この方法で単語を覚えると、以下のようなことができるようになります。
- 短時間に単語を覚えられる。
- 短時間に熟語も覚えられる。
- 何度もノートに書かなくてもいい。
- 一度覚えたことを忘れにくくなる。
- 英会話のときに、覚えた単語が自然に出てくるようになる。
- 作文のときに、覚えた単語を使ってスラスラ書けるようになる。
- 聞き取り(リスニング)が上達する。
いかがですか?
このような覚え方ならやってみたいと思いませんか?
この方法なら、先ほどお話しした単語を覚えられない3つの理由を苦にすることなく、楽に覚えられるようになります。
私がウソのようにドンドンと単語を覚えることができるようになった、その英語・単語の覚え方は、以下のとおりです。
- 文脈を使って覚える。
- オーディオを2倍に活用する。
- 日本語⇒英語の方向に練習する。
- 自分に当てはまる英文を作る。
- 実戦を想定して練習する。
- 声に出して練習する
以下に、それぞれについて詳しく説明します。
1.文脈を使って覚える。
単語だけを覚えるのではなく、英文ごと覚えてしまいましょう。
中学生や高校生くらいなら、単語を棒暗記することもできるでしょう。
でも、大人になってからは、棒暗記するの難しいですよね。
また、単語と日本語訳をセットにしてなんとか覚えても、学校やTOEICなどの筆記試験では役に立ちますが、英会話のときには、まったく役に立ちません。
せっかく覚えた単語なのに、英会話のときに言葉になって出てこないのです。
だから、単語だけを覚えるのではなく、必ず英文ごと覚えるようにしてください。
「単語を覚えるだけでも苦労しているのに、英文ごと覚えるなんて無理だ!」
と思うかもしれませんが、人間の脳は、
のように何の脈絡もないことをムリヤリ覚えるよりも
You may add a little more salt to this salad.
のように、文脈の中で覚える方が得意なんです。
だから、覚えやすい上に、記憶に残りやすくなります。
しかも、
add(加える)
とだけ覚えても英会話のときに、どう使えばいいのか分かりませんが、英文ごと覚えておくと、英会話のときにパッと使えるようになります。
だから、必ず英文ごと覚えるようにしましょう。
2.オーディオを活用する。
テキストを見るだけでなく、付属のオーディオを聞いて覚えましょう。
単語を覚えるときは、いろいろな感覚を使って覚えると記憶に残りやすくなります。
つまり、教材を目で見て覚えることに加えて、単語を耳で聞いて覚えた方が何倍も覚えやすいのです。
視覚と聴覚の両方を活用できるからです。
しかも、目で見て覚えただけの単語は、発音が分からないので、外国人が英会話のときにその単語を使っても聞き取れませんが、耳で聞いて覚えた単語は、簡単に聞き取ることができます。
だから、必ずテキストとオーディオの両方を使って単語を覚えることです。
3.日本語⇒英語の方向に練習する
テキストの日本語文を見て、英語で言えるように練習します。
この練習をすることで、記憶への定着が良くなるだけでなく、正しい文法を体で覚えることができます。
だから、英会話のときに、覚えた単語を使って正しい英語を話せるようになります。
練習のときのポイントは、日本語文を見たら、あまり時間をかけずに、できるだけすぐに英語で言うことです。
5秒くらい考えて分からなければ、英文を見て確認してもかまいません。
英文を確認したら、テキストから目を離して言ってみましょう。
この練習をしっかりすると、英会話の上達がうんと早くなります。
4.自分に当てはまる英文を作る。
教材には例文がたくさん載っていますが、それらはあなたの生活について書かれた英文ではないので、そのままでは英会話のときに使えません。
だから、英語教材に載っている例文の単語を入れ替えて、自分の生活で使える英文に作り替えます。
人間の脳は、自分に関係ないことを覚えるのは苦手ですが、自分の生活に関係することは、覚えるのが得意です。
だから、例文に少し変化を加えて、自分自身の生活に関係する内容にすることで何倍も覚えやすくなります。
5.実戦を想定して練習する。
目の前に外国人がいることを想像して、話しかけているつもりで練習します。
好きな有名人を想像するとやりやすいでしょう。
想像するのが苦手な場合は、写真を見ながら想像してもいいですし、鏡を見ながら自分に話しかけるように練習してもかまいません。
この練習をすることで、英語が単なる「知識」ではなく「経験」として身に付くので、実際に外国人と英語で会話するときに言葉が出てきやすくなります。
6.声に出して練習する
できるだけ大きな声で練習します。
声に出して練習することで、「見る」「聞く」「言う」という3つの方法で練習できるので何倍も記憶に残りやすくなります。
また、日本語には存在しない、英語の発音に必要な口の筋肉を鍛えることができます。
普段から口の筋肉を鍛えておくと
「舌が回らない」
ということがなくなり、スラスラと話せるようになります。
どうせ覚えるなら、英会話で使えるように覚えよう
この記事では、簡単に覚えられて、しかも忘れない上、さらに英会話でスラスラ使えるようになる単語の覚え方についてお話ししました。
復習すると、以下のとおりです。
- 文脈を使って覚える。
- オーディオを2倍に活用する。
- 日本語⇒英語の方向に練習する。
- 自分に当てはまる英文を作る。
- 実戦を想定して練習する。
- 声に出して練習する
ほとんどの英語学習者がやっているような覚え方では、受験やTOEICなどの試験では高得点につながっても、英会話のときんは、ぜんぜん役に立ちません。
でも、ここでお話しした単語・英語の覚え方で勉強することで、英会話のときにパッと口から出てくるようになります。
同じように時間とエネルギーを使って勉強するなら、どうせなら英会話で使えるように覚えた方がいいですね。
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