日本の常識は世界の非常識？についてお話しします。
今までは「当たり前」と思っていたことが、
実は、ただの「思い込み」かもしれないとお話です。
私は、過去にワーキングホリデー
ビザを使ってニュージーランドに行きました。
そのときに思ったのは、
「常識って、いったい何だろう？」
ということです。
というのも、それまで二十数年間、「常識」と思っていたことが
ニュージーランドでは非常識だったり
日本では常識的に「ダメ」と考えられていることが
当然のこととして行われていたりするからです。
たとえば、ご飯を炊くときの火加減を表す言葉で
「始めチョロチョロ中パッパ、・・・・赤子泣くともフタとるな」
というのは、誰でも一度は聞いたことがあるはずです。
ご飯を炊くときは、
炊きあがるまでは絶対にフタを取ってはいけない、というものです。
でも、中国人が教える中華料理教室に参加して
中国人の料理の先生がご飯を炊いているのを見ていると
途中で何度もフタを開けて炊き具合を確認していました。
「赤子が泣いてもフタは取ったらいけないのに、
この中国人は何てことをするんだ！」
と驚きましたが、現実は、お米に何の問題もなく炊き上がりました。
お米の味にうるさいグルメの人には気に入らないかもしれませんが、
私も他の日本人も、何の問題もなくおいしく食べられる味でした。
「始めちょろちょろ・・・」
は、いったい何だったんだ・・・と思いました。
こんなふうに、昔から言われているから信じていたことが
実際は違うということはよくあるようです。
大勢の人が言っているとか、昔からやっているというような理由から
何もかも鵜呑みにしてしまうのは間違いのようです。
－戸田亮
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