熱心に勉強しているのに英語が上達しない、前進しているように感じないときには、誰でも不安になるものです。
そして「今のまま勉強を続けて大丈夫かな?」「間違った方法で勉強しているのでは?」と心配になるのは当然です。
そんな心配をされている読者さんからのメールに、私の小さな知恵袋をしぼって回答しました。
慰めの言葉や魔法のように英語ペラペラになれるアドバイスを期待している人には厳しい言葉に聞こえるかもしれませんが、現実を見つめて本当のことだけをお答えしました。
■読者さんからの英語相談メール
実はおすすめの英会話教材を依然聴いていたのですが、
一度諦め、改めて一から毎日何度も繰り返し聴いておりますが、
人より覚えが悪いせいか、毎日の課題も翌日になると元に戻ってしまい、
成果を感じられません。
翌日になると元に戻ってしまうというのは、どういう意味でしょうか?
前の日には全部言えるようになったのに、次の日には忘れてしまって何も言えなくなっているという意味でしょうか?
そうであるなら、繰り返し練習するしかありません。
何も考えずに聞き流していたら自動的に身につくという宣伝文句の教材がありますが、現実には、そういう夢のようなことは起こりません。
汗を流して単語や英文を覚えないことには何も身につきません。
言いたいことを英語で言えるようになるには
- 日本文を見て英語で言う
- 日本文をオーディオで聞いて英語で言う
- 英文をオーディオで聞いて、それを声に出して真似して練習する
というように、誰かに話しかけているつもりで上記の練習をすることがが基本です。
練習する回数については、個人差があるので何回とは言えませんが、すいすいと言葉が出るまで練習するのが原則です。
オーディオを使うと時間がかかるので、テキストから英訳する練習を主体にして、仕上げにオーディオを使うという形でもいいと思います。
■英語の勉強は、スポーツに例えると分かりやすい
●●さんは、スポーツをするのはお好きでしょうか。
たとえばテニスでサーブを身に付けたいなら、できるようになるまで練習するしかないですよね。
それに「できた」と思っても、次の日には感覚を忘れてしまって、またできなくなっていることもあると思います。
それなら、また練習するしかありません。できなくなっていたからといって、「練習方法が間違っているのかな?」と悩んだりしませんよね。
できないなら、できるまで練習するだけ。
英語もこれと同じです。できるまでやりましょう。
魔法のような方法があればケチケチせずにお伝えするのですが、そんな方法は存在しないので、堅実な方法をおすすめします。
■仕事でTOEIC650点が必要なら
もうすぐ40歳となるのに、なかなか希望の職につけず、
英語に携わる仕事はTOEIC650以上が必須となっています。
TOEICスコアを短期間に上げたいのであれば、TOEIC対策の単語集や問題集もされたほうが近道です。
TOEICによく出る単語や問題をピンポイントで学べるし、試験テクニック的なものも学べるからです。
ただ、点数だけ上がっても英語を話せなければ意味がないので、英語で話す練習もしっかりとすることが必須です。
■短期間に英語力を付けるには
短期間で力をつけるようになる為に、
どのように勉強を進めたら良いのか、どうかご教示いただけないでしょうか?
上記のように
- 英語で話す練習をしっかりすること
- TOEICスコアアップのための勉強をすること
をしてください。そして時間があるなら、
- 英文日記を毎日書くこと
- ディクテーションとシャドーイングをすること
⇒ ディクテーションとシャドーイングの方法はこちら
もおすすめします。
■まとめ
英語を熱心に勉強をしているつもりなのに上達しないと不安になるのは当然です。
不安になったときにどうするのか?
あなたは以下のどれですか?
- 「1日3分で英語ペラペラ」とか「聞き流しているだけで口から英語が飛び出した」というような怪しげな英会話教材に挑戦する。
- 英語学習に詳しい人に相談する。
- 今やっていることを信じて続ける。
あなたがやるべきことは、まず英語学習に詳しい人に相談して、今やっていることが正しいかどうかを確認することです。
英語学習に詳しい人というのは、学校の先生みたいな受験英語しかできない人ではなく、実際に英語を使える人のことです。
そして、正しいならそれを続けてください。間違っているならアドバイスを聞いて正してください。
P.S.
なお、英会話がモリモリ上達する勉強法については
無料のメール講座で公開しています。
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