ここしばらく、テレビを付けると
ラグビーの話題ばかりですね。

少し前まで私はラグビーの試合を見たこともなかったのですが
南アフリカ戦以降、興味を持って見るようになりました。

さてさて、体力だけが求められると思いがちなラグビーですが
日本代表のリーチ主将によると

英語をしゃべれないと苦労する。勝った要因でもある」

そうです。

主審と良好な関係を築いて
有利に試合を進めるためだそうです。

だから、次の主将を決めるときも、
英語ができることが条件だというんです。

本当なら審判は100パーセント客観的であるべきですが
審判も人間なので、やはり好き嫌いが出るようですね。

■ 長い英文で、最初に聞いたことを忘れてしまう

疑問に思う日本人女性

先日、私がお気に入りの海外ドラマ「Hawaii Five-0」を見ていたら
妻のナオが改まった顔をして

「アキラさん、ちょっとええかな?」

と話しかけてきました。

何事かと思って聞いてみると

「リスニングの練習で長い文が出てきたときに
最初に聞いたことを忘れてしまう」

ということでした。
(どうして改まった顔なのかは謎)

たとえば

He threw away the chopsticks.
彼はハシを捨てました。

みたいに短い文なら
聞いたそのまま理解できるけど

He threw away the chopsticks which he dropped in the rubbish.
彼は、ゴミの中に落としたハシを捨てました。

みたいに関係代名詞が使われたりして
文が長くなってくると理解が追いつかないと言うんですね。

■ 長い英文をすいすい理解するには?

「最初に聞いたことを忘れるから理解できない」

というのは、学校で習った文法どおりに
右から左に戻りながら訳して理解しているということです。

こういう理解の仕方を「返り読み(返り聞き?)」っていいます。

前に戻りながら理解しているうちに
話はどんどん進んでいくので
理解が追いつくわけがないんです。

英語を聞いて理解するためには
文法どおりに戻りながら理解するのではなくて
聞いたそばから理解していることが必須。

さっきの英文を例にするなら、

He threw away the chopsticks which he dropped in the rubbish.

とう最後まで聞いてから内容を理解しようとするのではなく

He threw away the chopsticks

ということろまで聞いたら

「彼は、ハシを落としました。」

のように聞いたところを理解するように試みて
続きの

which he dropped in the rubbish.

を聞いたら、

「それは、彼がゴミの中に落としたものです。」

と、聞いたところを理解するように試みる。

こんなふうに、聞いたところから
順に理解するように試みることが必須なんですね。

「彼は、ゴミの中に落としたハシを捨てました。」

のように全部まとめて理解しなくても

「彼は、ハシを落としました。」
「それは、彼がゴミの中に落としたものです。」

のように2つに分けても理解できますよね。

それで問題なし。

■分かっているけどできないのが問題なんだ。

怒りをあらわにする女性

「それは分かっているけどできないんだよ。」

という不満の声が聞こえてきそうなので
英語初心者が、どうやって練習すればいいかをお話しします。

リスニング練習というと
オーディオを聞くことばかりに集中しがちですが
英文を読むこともリスニング力アップにつながります。

ただし、英文を読むときは、
文法どおりに右から左に返り読みするのではなく
読んだ順に理解するようにこころがけてください。

He threw away the chopsticks / which he dropped in the rubbish.

のように文の区切りにスラッシュを引いて
スラッシュまで読んで理解してから続きを読むとうい具合です。

こういう読み方をスラッシュリーディングと言います。

スラッシュリーディングを続けていると
英文を左から右にすいすいと
英語の順序で理解できるようになってきます。

英文を読むときに、こんなふうに読み方を工夫するだけで
リスニング上達にも効果があるのでぜひ実践してください。

P.S.

なお、リスニングがモリモリ上達する勉強法については
無料のメール講座で公開しています。

⇒詳しくは、こちらで確認してください。


★戸田のフェイスブックはこちら↓
⇒  戸田あきらのフェイスブック(友達&フォロー大歓迎です!)

戸田のFacebookページ