さて、今回もリスニングについてお話しします。

リスニング教材を使ってかなり練習しても
英語のスピードに追いつけない、
ということはよくあります。

考えているうちに次に進んでしまって
何が何だか分からなくなる状態ですね。


なぜ英語のスピードについていけないのか
考えてみると、

  1. 単語熟語の意味を思い出すのに時間がかかる。
  2. 文の意味を理解するのに時間がかかる。

という原因があります。


1.単語や熟語の意味を思い出すのに時間がかかる。


これを克服するためには、
単語や熟語を聞いたとたんに意味が分かる。
という脳の状態を作り出す必要があります。

そのためには、普段から単語を調べるときに
英英辞典を使って、

 英単語と日本語訳

という関係の覚え方ではなく、

 英単語と意味

という関係で覚えておきます。


たとえば、「cocky」という単語を
英語学習者向け英英辞典である

『Oxford Advanced American Dictionary
 for learners of English』

で調べると、

意味:too confident about yourself in a way
   that annoys other people」
   (他の人がイヤになるくらい自信があること)

例文:For a young man on his first day at work,
   he’s remarkably cocky.
   (仕事初日の若者にしては、彼は驚くほど自信過剰だ)

と出てきます。


このときのコツは、

cocky = 自信過剰

と覚えるのではなく、
職場で自信過剰な人を思い浮かべながら
例文を何度も声に出して練習することです。

この練習をしておくと
英語を聞いたときに日本語に翻訳せずに理解できるので
早い英語を聞いてもすぐに
単語の意味が分かるようになります。


次回は、

→ 2.文の意味を理解するのに時間がかかる。

についてお話しします。

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