しばらく前に見たテレビ番組で
イギリスの高校を紹介していました。
イギリスの学校では、生徒の生まれつきの個性に合わせて
3つのタイプ別勉強法が導入されているそうですね。
3つのタイプというのは、
- 視覚タイプ(見て覚える)
- 聴覚タイプ(聞いて覚える)
- 運動タイプ(体を動かして覚える)
のことです。
人それぞれ、生まれつき
- 見て覚えるのが得意な人
- 聞いて覚えるのが得意な人
- 体を使って覚えるのが得意な人
がいるので、その人に合わせてタイプ別勉強法を使うことで
効率的に学習できるそうです。
■タイプ別勉強法、3つの学習タイプ
3つの学習タイプの特徴を簡単に紹介しますね。
▼視覚タイプ(見て覚える)
- グラフや写真など、視覚的なものを使う。
- ボディーランゲージを読み取るのが得意で、美術的な認識力が優れている。
- いろいろな情報を記憶し思い出すことができる。
- 文字に書かれたことを覚える傾向がある。
- 見て学ぶのが得意。
▼聴覚タイプ(聞いて覚える)
- 聞いたり話したりして情報を覚える
- 言葉で説明されるのを好み、声に出して覚える。
- 語調の変化に気づきやすい。
- 音楽に才能があり、静かな音楽が演奏されていると集中できる。
▼運動タイプ(体を動かして覚える)
- 新しいことを学ぶときに体を使うことを好む。
- 一般的に数学と科学が得意。
- 口で説明するよりも実演するのが好き。
- グループ作業が好き。
日本の学校では、教科書や黒板を見て覚えることが中心なので
視覚タイプの生徒が圧倒的に有利になるって聞いたことがあります。
思い返してみると
私自身も視覚タイプなんじゃないかなと思います。
■英語をマスターするのに有利なタイプは?
視覚タイプ、聴覚タイプ、運動タイプは
生まれつき決まっていることですよね。
自分の努力で決められることじゃないです。
では、英語をマスターするには
どのタイプの人が有利だと思いますか。
おそらく、受験英語やTOEIC、英検みたいな試験英語なら
視覚タイプが一番有利なんじゃないかと思います。
見て覚えるってことが、受験英語やTOEICみたいな
ペーパーテストにぴったり合っていますから。
でも、英語で会話をするってことになると
聴覚タイプ、運動タイプが有利でしょうね。
なぜって、相手の言うことをしっかり聞き取って
自分の言葉で話す能力は
視覚タイプの勉強では身につかないですからね。
■できるだけ早く、視覚タイプを卒業するのが英語上達の秘訣
英語を勉強する最初の段階では
視覚タイプの勉強がどうしても必要になるんですね。
文法や単語を覚えるには
教材を目で見ることから始めることになりますから。
でも、文法や単語みたいな基礎をある程度身につけたら
さっさと視覚タイプの勉強は卒業して
- 聴覚タイプの勉強(相手が言ったことを聞き取る)
- 運動タイプの勉強(自分で英文を作って話す)
の勉強に切り替えてください。
いつまでも視覚タイプの勉強ばかり続けていると
TOEICや英検は高得点を取れるけど、英語をぜんぜん話せない
ってことになってしまいます。
中学や高校で習った英語をある程度覚えているなら
今すぐ聴覚タイプ、運動タイプの学習法に
切り替えてもいいと思いますよ。
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