日本語って、狭い日本の中だけでしか話されていないのに
地方の人が話す言葉って理解できないことがありますよね。

同じ日本語でも、地域によってぜんぜん違うんですね。

一方、英語は世界中で話されていますよね。

当然、地域によってぜんぜん違う方言が使われています。

今日は、そういう英語の違いについてお話しします。

■ 「different to ~」は間違いか?

しばらく前に翻訳の仕事をしていたときに

「different to~」

という表現が出てきました。

「different」に続く前置詞といえば
学校英語では「from」と決まっていますよね。

American English is different from British English.
(アメリカ英語はイギリス英語とは違う)

のような使い方が定番です。

一方、日本の試験では受け入れられていませんが
アメリカでは「different than ~」も同じ意味でよく使われます。

(ネイティブには、間違えて
「different then」と書く人がよくいるみたいですが)

それにしても「different to~」は初めてだったので
何か特別な意味でもあるのかなと調べてみると
どうやら「different from」と同じ意味のようです。

ネイティブの英語掲示板でも

・「different to~」なんか聞いたことないよ。

・そうかな。僕は使うよ。

と、いろいろ議論されていましたが
やはり使う人たちは確実にいるみたい。

念のためにOxford Learner’s Dictionariesで調べてみると
以下の例文が載っていました。

(British English)
It’s very different to what I’m used to.

どうもイギリスで使われているようです。

■「We was」は間違いなの?

学校で習う英語では正解が1つだけ決められていて
正解から少しでも違っているとペケになりますよね。

でも、本当は英語っていうのは
もっと自由で気楽なものなんじゃないかと思います。

土地によって言い方が違うし
世代によっても言い方が違う。

フォレスト・ガンプなんか

we was like family, Jenny and me.
(ジェニーと僕は家族みたいなものだったんだ。)

なんて言っています。

「we were」の間違いだろ、なんてツッコミはなし。

英語っていうのは、もともと試験するものではなくて
コミュニケーションの手段なんだから
少しくらい違っていても
意味が通じればいいんじゃないかと思います。

だから、細かいことが気になってしかたがない人(たとえば私)には

「もっと気楽にやりましょうよ。」

って言いたいですね。

おまけ:猫パンチ一撃で敵を撃退

最近、朝のジョギングから帰ってきたときに
近所の猫が家の前で出迎えてくれます。

「ニャニャニャニャ」

と言いながら走ってきて足下にスリスリ・・・

ガーフィールドみたいにオレンジ色の猫です。

最初は警戒心が強くて近寄ってこなかったんですが
草むらで引き抜いてきた猫じゃらしを使って
時間をかけて慣れさせました。

今ではすっかり気に入られてしまって
先日なんか、他の猫が私に近づいてきたら
怒って猫パンチを一撃して追い払ってしまいました。

猫ってかなり独占欲が強いみたいですね。

自転車置き場の猫

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