英会話を独学するときに失敗するパターン英語勉強するときは、
英語と日本語ではなく、英語とイメージを
頭の中で関連付けることが大切です。

英語とイメージを結び付けずに、
中学や高校のときの方法で参考書や問題集を使って
勉強していると英会話ができるようにはなりません。

その理由を説明する前に、次の一文を読んでください。

「私は赤色のサルを見た」






どうですか?

赤色のサルがイメージとして頭に思い浮かびませんでしたか?

日本語が言語として正しく身に付いていれば

  言葉→イメージ

という関係が頭の中に構築されているから、
赤色のサルが思い浮かぶはずです。

でも、イメージを使わずに、参考書や問題集で勉強していると、
英語で

“I saw a red monkey.”

という言葉を聞いたときに、
赤色のサルは思い浮かびません。

その代わりに、「I saw a red monkey.」という文字が
頭の中で思い浮かびます。

まるで、頭の中にノートがあって
英語の文字が書かれているようなイメージです。

英語教材を使って真剣に勉強してきた人ほど
このような奇妙な経験をすることになります。


こうなると、英会話を身に付けるのが難しくなります。

耳から聞いた英語を頭の中のノートに書いてから
日本語に翻訳しなければ理解できないし、

言いたいことを頭の中のノートに書いてから
言葉にして口で話すクセがついてしまうからです。

こうならないためにも、
問題集や参考書を使って独学で勉強するなら
英文の内容をイメージする練習が必要です。

リスニング教材を聞くときも
同じように聞いた英文をイメージします。

リスニング練習にかかる時間は長くなりますが、
リスニングが上達するだけでなく、
英文を読むスピードも速くなります。

読んだり聞いたりした英語を日本語に翻訳することなく、
英語のままで理解できるようになるからです。


編集後記


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