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職場で求めているのは
「100点満点の仕事を遅くする人」と
「80点の仕事を早くする人」
どちらだと思いますか？
会社員時代の私は完璧な仕事をしなければいけない
と信じていたので、重要でない細部にまで
ムダに長い時間をかけていました。
そのせいで仕事が遅くなり、時間が足りなくなって
精神的に追い詰められて仕事にミスが多くなる
というダメダメな結果でした。
「なんでこんな奴が俺の部下なんや・・・」
と上司がつぶやいたこともあります。
でも、あるとき何かの本で
「会社では100点満点の仕事は求められていない。
80％くらいできたと思ったら上司に見せて
ＯＫが出たらそれでいいし、
直すように言われたら直せばいい。」
という話を読み、完璧主義は止めることにしました。
そうすると、時間に余裕が生まれてきて
かえって以前よりもいい仕事ができるようになりました。
予定より早く仕事が終わるので
修正するように言われても慌てる必要がないのです。
「完璧な英文法でなければ英語を話したくない人」
と
「文法は間違いだらけだけど、英語をたくさん話す人」
どちらが上達すると思いますか？
間違いなく、
「文法は間違いだらけだけど、たくさん話す人」が上達します。
もちろん、勉強を続けなければ
いつまでたっても間違いだらけになります。
でも、間違いだらけでも
たくさん話す人が上達します。
スポーツの練習を考えると分かると思います。
「理屈ばっかり勉強してあまり練習しない人」と
「理屈はあまり知らないけれど、たくさん練習する人」では
たくさん練習する人が上達しますよね。
これと同じことです。
だから、中学レベルの文法を勉強したら
英会話の練習をするのがいいと
繰り返し言っているわけです。
理屈ばかり勉強するより
たくさん練習したほうが上達するからです。
完璧な英文法で話そうと思って
文法ばかり勉強していると
以前の私のように
「仕事ができない完璧主義者」
になってしまいます。
最初から完璧な文法を求めても無理です。
基礎文法を把握したら会話の練習を始めて、
会話の練習をしながら
文法の間違いを直していくのが効率的です。
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－戸田亮
文法が大切なのは分かるけど、参考書を見るだけでウンザリ・・・
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編集後記
買い物から返ってきた妻が
妙に優しいので変だなと思っていたら
あることが分かりました。
うれしいことがあったときは
興奮して（自分だけ）しゃべり続けるのですが
それとは違う雰囲気でした。
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