仕事やプライベートで外国人を説得するときに
役に立つ話し方についてお話しします。
私は、ときどき妻のナオとケンカをします。
この前、ナオとケンカしたときは、
30分くらいかけてナオの言い分を聞きました。。
私はかなり真剣に聞いていたし、
彼女も一所懸命に話しました。
でも、いくらナオが何をいいたいのか、
さっぱり理解できませんでした。
そこで、
「何を言いたいのかよく分からんから、
紙に書いてみてくれ」
と頼んでみました。
感情まかせに話をするときは
話がバラバラになりがちですが、
紙に書くと自然と考えがまとまるからです。
そして、彼女が紙に書いたことを見ると
たったの3行!
「さっきから、ず~っと、30分も話を聞いていたのに、
言いたかったことは、たったこれだけ!?」
かなりの衝撃でした。
感情的になって話をすると
要点を得ないことがよくあります。
でも、普段からこれと同じ間違いをして
相手をいらだたせたり、
相手の時間をムダにすることがあります。
どうでもいい世間話をすることを
有意義な時間の使い方と感じる人もいれば
話の要点だけ聞いて、さっさと行動したい人もいるのです。
私は後者です。
ムダ話をダラダラされるとガマンなりません。
「あなたが自分の時間をどう使おうが、あなたの自由だが
私の時間を無駄にするのは止めてくれ!」
と怒鳴りたくなります。
日本人でも忙しいビジネスパーソンは、このような傾向が強いですし
特に外国人は、要点を得ない話し方を
ガマンして聞く忍耐力がありません。
もし、あなたがこのように要点を得ない話し方、
文章の書き方をしていたら要注意です。
あなた時間がムダになるうえに、
間違った対応を取られたら自分がソンすることになります。
さらに、相手の時間もムダになるので嫌われます。
あなたの話を聞いてもらえないように
なるかもしれません。
人に話を伝えるときに、
誤解されないように簡潔に伝えるのにはポイントがあります。
それは、最初に結論・要望を伝えることです。
日本語では、理由を説明してから
結論・要望を伝えるのが一般的です。
「こういう理由なので、・・・をお願いします。」
という順序です。
でも、この話し方では最後まで聞かないと要点が分からないために、
忙しい人は途中でウンザリしてしまいます。
それに、聞き手からすると、
「理由なんかどうでもいいから結論だけ伝えて欲しい」
と思うこともよくあります。
このため、結論・要望を伝えてから
理由を伝えるという順にするべきです。
つまり、
「・・・をお願いします。その理由は・・・」
という順です。
この順序で話すことは、
英会話のときにとても大切です。
英語で習ったように、英語では、
「・・・をお願いします。その理由は(because)・・・」
という順に、要点を伝えてから
「because」などで理由を説明するのがきまりだからです。
もし、結論や要望を伝えずに、
理由ばかりを話していたら、
外国人はあなたの話を理解できません。
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