前回、英会話を身につけるときの
一番の敵は完璧主義だという話をしました。
→ 完璧主義とやめると英語は上達する?
あなたは、どうですか。
完璧主義の罠に陥っていませんか。
もし陥っていると思ったら
もっとおおらかな気持ちになってください。
英語はコミュニケーションの手段なんだから
少しくらい間違っていても
言いたいことが通じたら問題ないんです。
会話をしているときに
「三単現の s が抜けてるから君は頭が悪い。」
とか
「時制が間違ってるから、お前とは話したくない。」
なんて言う人はぜったいにいませんよ。
(もしいたら、そんな人は付き合う価値なし)
プロの通訳者にでもなるのでなければ
意味が通じたら問題なし(キッパリ)
■ヨーロッパ人の英語って、本当はどうなの?
フランス人やドイツ人など、ヨーロッパ人は
英語ペラペラの人が多いですよね。
でも、そういう英語ペラペラに見えるヨーロッパ人も
実は、けっこういい加減な英語を話しているんですよ。
文法が間違っていたり、単語の選び方が変だったりするし
発音はアクセントが強くて分かりにくかったりします。
でも、そんなこと気にせずにドンドン話すから
すごく英語が上手のように見えるんですね。
でも実際は間違いだらけ。
私の仕事でも、
ときどきドイツ人やフランス人が書いた英文を
日本語に翻訳することがありますが
いい加減な英語が多いので本当に苦労します。
「ちゃんと勉強しろ!」と言いたくなります。
■発音や文法を気にしすぎない
英会話のときは、ヨーロッパ人にならって
発音や文法をそれほど気にしないほうが上達が速くなします。
日本人は、英語で会話するときに
細かい文法や発音を気にしすぎなんですね。
発音や文法を気にしすぎていたら
外国人と話そうと思ったときに
言葉がぜんぜん出てこなくなってしまいます。
たとえば、
「この文は主語が三人称単数だから
疑問文のときは Does を使って動詞は原形に戻して…」
なんて考えていたら時間がかかって仕方がないし
言葉が出てこなくなってしまいますよね。
文法を気にしすぎていたら
「しまった、三単現の s を言うのを忘れていた。」
なんてふうに、ちょっとしたミスが気になって
怖くて会話を続けられなくなってしまいます。
もちろん、発音も文法もいい加減でいいというのではなくて
普段の練習では、発音や文法をしっかりと意識しながら練習して
実際に外国人と英語で話すときは
細かいルールはぜんぶ忘れて会話の内容に集中する
ということです。
会話のときまで文法や発音を意識していたら
何も言えなくなってしまいますから。
■練習は本番のつもりで、本番は練習のつもりで
スポーツでよく言いますが
「練習は本番のつもりで、本番は練習のつもりで」
というのは英語にも当てはまりますね。
普段の練習は、本番のつもりで集中して練習し
実際に外国人と英語で会話をする本番のときは
練習のつもりでリラックスして話す。
少しくらい間違っても気にしない。
これを徹底したら
外国人と話すときの不要な緊張がなくなって
会話を楽しむことができるようになりますよ。
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