「英語ができる」というと、たいていの人は
外国人と自由自在に会話ができることを
イメージするかと思います。
当然ですね。
英語はコミュニケーションのための道具だから
会話ができなければ、英語ができるとは言えません。
だから、誰でも英語を話せるようになりたいのは
当然のことでしょう。
では、「ほしい英語力」ではなく
仕事やプライベートで実際に「求められる英語力」は
どのようなものでしょう。
以下のうちどれだと思いますか？
- 英会話力（スピーキング）
- 読解力（リーディング）
- 英作文力（ライティング）
- 聞き取り力（リスニング）
■仕事で求められる英語とは？
実は、「仕事」で英語を使う場合は、
意外にも英会話力より読解力・英作文力の方が
必要な場合が多くあります。
というのも、仕事のやり取りには、今は
電話や対面で直接話すよりメールを使うことが多いからです。
直接、海外の取引相手と対面で会話したり
電話で話したりする機会がある人は
かなり限られているのではないでしょうか。
そもそも、英語を話せない人に
誤解が生じやすい英会話をやらせたりしないでしょうしね。
メールのやり取りならコストがかからないうえに
辞書を使って調べられるし、記録が残るので安心です。
私の知り合いや読者さんにも
英文メールのやり取りをしているけれど
英語が苦手だから翻訳ソフトを使っている
という人が何人もいます。
また、技術者やビジネスマンの知人は、
海外サイトに載っている情報を
翻訳ソフトで訳して読んでいるようです。
ただ、翻訳ソフトだと、変な日本語に翻訳されるので
何とか意味をつかめる程度みたいですね。
やはり、仕事ではリーディング力は必須でしょう。
■プライベートで必要な英語力は？
では、「プライベート」で求められる英語力はというと
友達を作るには当然、英会話力が必要ですが
それと同時に、やはり読解力（リーディング）も必要になってきます。
前回「英語のリーディングを練習すると英会話が上達する理由」で
話したように、会話を続けるには、ある程度の語彙力や表現力、
そして「話題力」が必要だからです。
たとえば、友達に会ったときに
「やれやれ、台風が近づいているせいで
電車のダイヤが乱れて困りました。」
なんてことは、日本語でなら
誰でも簡単に言えますよね。
でも、これを英語で言おうと思ったら
「台風って何だっけ？hurricane だったかな。
いや、そのまま typhoon だったっけ？」「ダイヤってどう言えばいいんだろう。diamond ?」
のように戸惑わないでしょうか。
こういうことは、普段から英語でニュースを
読むなり聞くなりして表現を覚えておかないと
絶対に話せません。
英語のニュースを聞き取るにはリスニング力が求められるので
必要なだけ時間をかけられる「読む」という方法の方が
英語の表現を覚えるには適しています。
語彙力・表現力・話題力を伸ばすには
やはり「読む（リーディング）」という手段が適しているわけです。
■海外旅行の場合はどうなの？
普段の会話だけでなく
海外旅行に行くにしても読めないとあちこちで困ります。
観光地だと、確かに日本語に訳されているものもありますが
パンフレットや看板、メニューなどは英語のままが多いので
英語を読めなければぜんぶ理解できないまま
通り過ぎることになります。
英語のパンフレットに楽しそうな写真が載っていて
内容を知りたいと思ったときに
「これどういう意味？」
と連れ合いに聞いてみたところで
「さあ、何だろう。」
という答えが返ってくるだけだったりします。
ひょっとしたら、すごく楽しいイベントを
見逃すことになります。
■日本語でも英語でもリーディングが決め手
ここ数日、英語を「読む」という作業について、
いろいろ考えてみましたが
「日本語も英語も同じだなあ」
という結論に達しました。
というのは、日本語でも、
１．普段から新聞や本を読んでいる人
と
２．本をほとんど読まない人
では、語彙力や表現力がぜんぜん違いますよね。
それに、普段から新聞や本を読んでいる人の方が
話題が豊富で、話の内容も面白いですよね。
当然、付き合って楽しいのは、
話題が豊富で話しが面白い人です。
だから、
- 英語でコミュニケーションをとるという面でも
- 英語で情報を集めるという面でも、
- 海外旅行を楽しむという面でも
英語を読むことを避けては通ることはできません。
英文を読むのは疲れるので苦手な人が多いですが
しんどいのは最初だけで、慣れてくるとスイスイ読めるようになります。
今、英語の勉強に「読む」という方法（リーディング）を取り入れていないなら
今日からでも始められることをおすすめします。
読解力だけでなく、リスニング力、語彙力、話題力なども
大きく伸ばすことができますよ。
なお、仕事でもプライベートでも役立つ英語力を身に付ける方法は、
以下のメール講座で知ることができます。
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