前回は、外国人と話をするときには
結論を最初に話してから、
その後に理由や詳細を話すことが大切だとお話ししました。

結論を言う前に、理由を長々と話していたのでは、

「この人は、ダラダラと何を言いたいんだ?」

と思われてます。

そして、あなたと会話をしても時間のムダになると思われるので、
相手にされなくなります。


この話し方は、英作文のときにも
そのまま当てはまります。

つまり、メールや報告書、その他の文章を英語で書くときには、
最初に結論を書いて、その後に理由や詳細を書くというわけです。


小説や詩などを書くのでなければ
この順序を絶対に守らなければなりません。

小学生のときに国語の授業で習った

「起・承・転・結」

は役に立ちません。

四コマ漫画や詩を書くときには「起承転結」でもいいですが
それ以外の場面では「起承転結」を使う機会はゼロです。

今すぐに忘れてください。


もう一つ学校で習ったダメな書き方は、

「頭に思いついたことを書く」

ということです。

これも小学生のときに、国語の先生に習います。

でも、「頭に思い浮かんだことを書く」というのは
小学校の低学年ならともかく
大人としては最低の書き方です。

書いた文章を人に読んでもらい、理解してもらうなら、
読み手の立場に立って文章を書かなければいけません。


読み手に理解しやすいように書くには、
日本語でも英語でも、結論を最初に書くことです。

具体的に言うと、以下のような構成にすることです。


(第1段落)結論・要望

(第2段落)理由1

(第3段落)理由2

(第4段落)理由3
  ・
  ・
  ・
(最終段落)結論・要望

具体的に例を紹介します。

(結論)
英会話を身に付けたいなら、文法なんか勉強するより
外国人と会話をしたほうがよい。

(理由1)
中学・高校で文法を勉強しても
英語を話せるようになる人はいない。

(理由2)
人間が言葉を習得するときは、
最初は会話の練習から始める。

(再び結論)
したがって、英会話を身に付けるには、
文法を勉強するより外国人と会話をしたほうがよい。

※ 「外国人と会話をするのが効果的」という理論は
例として書いているだけです。
実際は、文法をしっかり勉強する必要があります。



仕事のメールや書類などは、
このように最初に結論を書かなければ読んでもらえません。

会話でも文章でも、結論を言うまでにダラダラと説明が続くのは、
相手の時間をムダにしています。

最初に、結論を伝え、相手が詳しいことを知りたいなら
詳細を伝えるという方法を身に付けることが必要です。

外国人とコミュニケーションをとるときには、
これがとても大切です。



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