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今日は、読者さんからのメールと
私の返事を紹介します。
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はじめまして。
早速ですが、英語を勉強する「具体的な目標」が、“仕事でも日常生活においても不自由しない、
英語がペラペラな人になりたい”というのでは、やはり具体性に欠け、
英語習得のモチベーション維持には不十分でしょうか?・
・私は2年ほど前から中国に在住しておりますが
(中国語はほとんど話せません)、
近い将来英語圏で生活していきたいという希望があります。また、現在も仕事で英語を使用する場面は多々有りますので、
直ぐにでもこの目標を叶えたいのです。これまでも常に勉強はしきているつもりです。
しかしどのような素材を使用して学習してみても、「やらなかったよりはましかな」
という程度の効果しか実感できず、
また教材自体にも直ぐに飽きてしまいます。特に会話力の向上(仕事中・雑談共に)を望んでいるのですが、
思うように上達しません。基本的に自分自身の中では日本語でものを考えて行動なり、
仕事をしているわけで、話しかけられた時などに
いきなり英語の頭に切り替えるのも難しいです。もう少し目標も学習内容も具体的に絞って集中してやらなければ、
いつまでも中途半端な英語力のままな気がしてとても悩んでいます。なんだか結局漠然とした質問になってしまって申し訳有りませんが、
こんな私にアドバイスを頂けると幸いです。よろしくお願い致します。
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こんにちは。戸田です。
メールをありがとうございます。> 英語を勉強する「具体的な目標」が、
> “仕事でも日常生活においても不自由しない、
> 英語がペラペラな人になりたい”というのでは、
> やはり具体性に欠け、英語習得のモ
> チベーション維持には不十分でしょうか?具体性に欠けますね。
“仕事でも日常生活においても不自由しない、
英語がペラペラな人になりたい”では、何について話せるようになりたいのか分からないので、
テレビドラマの話題からビジネス、政治、経済など
すべての範囲が勉強対象になってしまいます。いろいろ勉強している間に時間ばかり過ぎていく
ということになります。・
・「英語がペラペラ」というのも、
発音や表現が少しぎこちなくてもいいから
コミュニケーションに困らないレベルなのか一流のプロ通訳のように、
発音も表現もネイティブ並みになりたいのか分かりません。
例として、発音について言うなら、
ネイティブのように話したいなら
発音の練習にかなりの時間を使う必要がありますが
言っていることが通じたらいい、というなら、
それほど時間を使う必要はありません。時間と労力をどこに使うのか
それがまったく違ってくるのです。たとえ、最終目標が、日本語で話せることはすべて、
まったく同じレベルでネイティブのようにペラペラに話せること
だとしても、英語学習の最初の目標としては大きすぎるので
どこから勉強を始めたらいいのか分かりません。・
・だから、最初は
仕事について取引先と英語で会話ができるようになる
発音は、ネイティブに理解してもらえるならナマリがあってもOK・
・
・のように、できるだけ具体的に決めていく必要があります。
そして、仕事について話せるようになったら
次の目標として、たとえば日本の生け花について話せるようになる
もう少し、発音を上手になるなど、話題を広げたりレベルを上げたりするのが効率的です。
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-戸田亮
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