ご主人の仕事の都合で家族で海外に住んでいる女性から
メールをいただきました。

彼女の話では、

 「自分は英会話が上達しないのに
  それまで英語を勉強したことがない小学生の子供が
  英語ペラペラになってしまいました。」

ということです。

ご自分は、近所の人と英語で話そうとしても
言葉が出てこなくて聞くばかり。

でも子供は、ネイティブの友達と遊んでいるうちに
英語ペラペラになって悔しい思いをしているそうです。


では、子供が先に英語ペラペラになった理由は
何だと思いますか?

考えてみてください。

年齢の違いでしょうか?

脳の柔軟性が違う?

もちろん、それもあるかもしれないですね。


でも、本当の理由は知識の量です。

子供の頭には大人のように
まだ余計な知識が詰め込まれていな状態です。

これをカラッポの本棚に例えます。

子供は、
ネイティブの友達と遊ぶことで
1冊、2冊と本棚に
新しい本(英語の知識)が増えていきます。

本の数が少ないし、
毎日、数少ない本を出したり戻したりしているので
どこに何があるか、一瞬で分かります。

つまり、少ない英語の知識を
フル活用できる状態になっているわけですね。

だから子供はすぐに、
英語ペラペラになるわけです。


一方、大人の頭はすでに知識で一杯!

例えるなら、たくさんの本が
メチャクチャに並べられている本棚ですね。

どこに何があるのか分からないので
欲しいものが見つかりません。

こんな状態だから、
英語で話そうとしたときに
言葉が見つからなくて

「え~っと・・・」

となるわけです。


こんな状態になった大人が
英語を話せるようになるには
頭の中の知識を整理する必要があります。

そのためには
英語で日記を書いて知識を整理したり
前回お話しした「英会話のリアルタイム処理
のような方法で練習するのが効果的です。

英語を勉強しているのに
英会話が上達しないなら
ぜひこれらを練習してください。

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