欧州の大学へ客員研究員として留学される読者さんからメールをいただきましたので紹介します。
個人を特定できる箇所は伏せ字・削除していますのでご了承ください。
戸田さん。初めまして。こんばんは。
●●と申します。職業はメーカー技術者です。
まず、注意事項に沿い私の情報を連絡します。
まず、状況として、今年の●月ぐらいから欧州の大学へ客員研究員として社費留学します。
■現在の英語力
留学内定時(12月頭)、留学応募条件650点に対しTOEIC660点。
内定後、出国時派遣条件730点以上のため1月のTOEICでTOEIC755点L395R360取得
■現在の勉強方法
1)文法 文法特急2 朝食食べたり、歯を磨いたり、トイレに入りながら20分~30分
→TOEICでRが低いため。2周目半分ぐらい。5周程したら、他に切り替える予定。リスニングか、多読用の時間か。
2)瞬間英作文 会話できる英文法大特訓 通勤時間往復60分弱+帰宅後10分
→つい先日までTOEICのPART3,4のリスニングをしていたが730点超えたため英会話力の向上へシフト。
リスニングに当てるべきか?
帰宅後
3)英文読解 英文読解入門基本はここだ!受験用英文読解参考書60分
→今ひとつ英文を読む力に不安があり、長期的に錆び付かない英文読解力を再構築しようと考えました。
1週終わり2周目あと3割ぐらい。
終了後、ポレポレ英文読解をやり、多読をしようかと考えています。
4)オンライン英会話 25分 予習30分
→現在無料体験レッスンでどれにするか検討中です。
■英語を身に着けたら何に使うか?
まずは留学に必要。その後、アメリカ駐在や海外メーカーとのやり取り等、業務上。また、東京オリンピックを睨んで、ボランティアの観光案内や、ホームステイのホストなどもしたいと考えています。
留学に先立ちまず日常会話の英会話力の向上が急務であり、時間を無駄にしたくないため戸田さんのHPに共感し可能性を感じ、メルマガに登録させて頂きました。
日本企業ではTOEICで高得点を取れることが英語力があると見なされる事が多く、私の会社もそれから外れることなく、TOEICの点数を見られます。私の点数は前述の通り、取得したばかりの中途半端な755点のため、会社からはもっと良い点を取った方が良いと言われましたが、TOEICの点数を高めても話せないことを感じています。
今は上記の勉強をしていますが、英会話力向上に適切な勉強方法にシフトしたいと考えています。
また、英文読解は和訳をするつもりはなく、頭から英文を理解する英語脳を作るトレーニングは実施していますが、正しい英文の捉え方を身に着けたほうがいいのではないかと考え始めたのですが必要性に疑問を感じています。
リスニングに当てる時間が減っており、英会話力向上を兼ね、NHKのラジオ講座を聞こうかと考えております、どのレベルから始めるべきか迷っています。
私の英語のレベルと学習状況は上記の通りです。
改めて書き出してみると、本日の戸田さんのメルマガにありましたように受験英語の勉強の仕方だなと再確認しています。
留学を前にして、慣れ親しんだこの勉強方法から抜本的に変えなければならないはずですが、受験英語の勉強方法しか知らず、調べても情報が多すぎ、正直何をすれば効果があるか非常に迷っています。
だいぶ取り留めのない文章になってしまっており大変恐縮ですが、留学までの勉強方法、教材をご教授いただけると幸いです。
(もちろん留学中も必死にやるつもりです)英語学習は苦ではなく、隙間時間や帰宅後に勉強をする習慣も身についています。
何卒よろしくお願い申し上げます。
■瞬間英作文について
私が持っていない教材の善し悪しについてはコメントできませんが、瞬間英作文はとてもいい勉強法なので、ぜひ続けてください。
このとき、
- 声に出して練習すること
- 外国人に話しかけているつもりで練習すること
がとても大切です。
教材を見て棒読みするだけでは身に付かないので注意してください。
また、スイスイと英語が出てくるまで繰り返し練習してください。
■英文日記のすすめ
次に、教材で扱われていない話題についても対応できるように、英文日記を毎日書くことをおすすめします。
留学したときに必要となるであろう仕事の話題や研究内容について書いておくと、必要な単語や表現が身に付くので、留学したときにかなり役に立ちます。
また、自己紹介や家族についても、英文を書いておくと会話のときに役に立ちます。
■オンライン英会話の活用法
オンライン英会話は、講師まかせではあまり進歩が望めません。
●●さんの現在の英会話力がどれくらいかにもよりますが、TOEICスコアから判断するとご自分でレッスン内容を準備するのがよいかと思います。
内容は、留学したときに必要となるであろう会話を中心に練習するのがいいです。
やはり、自己紹介、家族の話題、仕事の話題、研究内容が話題の中心になると思われるので、これらについてレッスン前に英作文しておいて、レッスンのときにその話題について話す練習をするというものです(英作文を見てはいけません)。
自分ばかり話すおしゃべりな講師もいると思いますが、あくまで話すのは●●さんであり、講師は聞き役に回ってもらうようにします。
そして、ときどき質問してもらって、それに英語で返事するという形にすると頭をフル回転させなければいけなくなるので、英語で話す能力が伸びます。
■英文読解について
仕事や研究内容に関係する英文を読むことをおすすめします。
難しいように思えると思いますが、ご自分が詳しい分野の英文であれば意外に理解できるものです。
また、留学したときにかなり役に立ちます。
■リスニングについて
リスニング上達については話すことが多すぎて書き切れませんので、以下のページを見ていただけたらと思います。
【リスニングのコツ】練習方法にまつわる超重要ポイント5点
リスニング・カテゴリーの記事
質問があればまたどうぞ。
P.S.
なお、英会話がモリモリ上達する勉強法については
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