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先日、モチベーションを維持するには
明確に目標を立てることが大事、そして
目標は、宣言することでより強いものになる
というお話をしました。
多くの方からの力強い宣言をいただきました。
「半年で英会話をマスターします」
「留学するために、３か月で基礎文法をマスターします」
「映画を字幕なしで見られるようになります」
私自身も初心を思い出し、
少し昔を思い出したりもしながら拝見しました。
私も英語の勉強を始めたときは、
なかなか思うように伸びなくて
英語が話せるようになる、
書けるようになるなんて夢のようでした。
でも、そんな私でも、
今では翻訳家として英語のプロとして、
そのスキルを生かして収入を得られるようになりました。
以前にもお話ししましたが、
私が英語を本気で勉強しようとしたきっかけは、
「通訳になる」と言う目標があったからです。
友人から聞いたんです、
「アキラ君！ 通訳になると
年収１０００万円くらい楽勝でかせげるよ。」
この言葉を信じた私は、ある意味で単純でしたが、
このとき目標設定したことで私の人生は大きく動きました。
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英語をはじめ、
勉強は続けることで着実に身になります。
しかしこの「続ける」と言うのが、
本当に難しんですよね。
モチベーションが下がるんです。
勉強は一筋縄ではいきませんよね。
分からないこともありますし、
テストなどで思った点が取れないことも
あるかと思います。
そうなると楽しいどころか苦痛でしかないので、
いつしか「やめたい」という気持ちでいっぱいになります。
「やめたい」と自覚できるならまだ良い方ですが
「やめたほうがいいい理由」
をあれこれ探し始めます。
このようにモチベーションが下がり、
結果⇒挫折
となるわけです。
続かない。
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ここを突破するためには、前回もお話しした、
モチベーション維持のための目標設定が大事。
まずは、英語を使って
どのようなことをしたいのか、
どうなりたいのかを目標として宣言してください
とお話ししました。
今日はもう１段階突っ込んだ、
モチベーション維持の方法についてお話したいと思います。
というのも、
目標設定は確かにモチベーション維持する要因となるのですが、
問題は、目標を達成してしまった後にあります。
「抜け殻」「燃え尽き症候群」
このようにも呼ばれますが、
目標を設定すると、それを達成したその先がなく、
そこでモチベーションが一気に低下するケースが非常に多いです。
目標が高ければ高いほど、
このようになりやすく、
受験などでも、
「東大に入るぞ！」
「京大に合格するぞ！」
と大きな目標を掲げれば掲げるほど達成感も大きく、
それと同時に目標を失った喪失感も大きくなるというわけです。
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ん？
なんか矛盾しているぞ？？
戸田さん、あなたモチベーション維持のためには
目標を設定しろと言ったよね？
でも目標を設定すると
デメリットもあるってこと？
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あなたは、
もしかしたら今この様に思っているのかもしれません。
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確かに、
目標設定は非常に大事です。
目標もなく、
ただ何となくやっていただけでは身につきません。
英語も同じです。
ただなんとなく英語に興味があって、
なんとなく勉強していたらでき来るようになっていた、
このような人を私は知りませんし、まずいないでしょう。
「いついつまでに、
このレベルの英語ができるようになる」
このように目標設定をして、
できればそれを宣言することが、
現実を理想に近づけるための
最短の方法であることは間違いありません。
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しかし目標を立てると、
それを達成したときにその先がなく、
あとは達成感からモチベーションも低下する…
このようにならないために、
今日は１つ覚えておいてほしいことがあります。
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■ 目標は大きく、段階的にする
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それは、
「大きな目標を立て、
それを段階的な目標に置き換える」
ということです。
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例えば、
英語を「ただ習いたい」では、
意思として弱く挫折につながりやすいので目標設定をします。
「 半年後に一人で海外旅行に行き、
一人で現地の人とコミュニケーションが取れるようになる 」
このような目標を立てるとします。
半年後、
海外旅行に行き、
そこで思うように話せたとしたら
目標は達成となります。
そこで、
目標設定の際には、
もっと大きな目標を設定するようにします。
「将来的には海外でビジネスをする」
このように大きな目標を設定し、
次にその目標に近づくような段階的な目標を設定します。
そうすることで、
身近な目標を達成しても、
その次があるので目標を見失わず抜け殻にもなりません。
モチベーションの低下どころか、
身近な目標を達成したことで、
より大きな目標に近づいたことの実感から、
モチベーションのアップにつながります。
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ここでのポイントは、
「段階的に目標設定をする」というところにあります。
例えば、ただ目標を設定しただけでは、
すぐに達成したりすると、
そこで終わりとなりモチベーションが下がります。
かといって、大きな目標を立てても、
それが大きすぎて現実的ではない場合、
それもまたヤル気の低下につながります。
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先ほどの例で言うと、
「将来的には海外でビジネスをする」
このような目標を立てると、
今のあなたでは少し現実的ではないかもしれません。
「 いやー、
まだ単語や文法すら覚束ない私が
海外でなんてムリムリ。」
このように考えるでしょう。
しかし、その大きな目標を段階的に考えることで、
それまで現実的ではなかったことが、
より現実的に思えるようになります。
将来的には海外でビジネスをする。
海外でビジネスをすると言っても、
私には特別スキルがあるわけでもないし…でも今の自分に得意なことと言ったら…
料理ぐらいかな。
そうだ、
日本食を教えることならできるかもしれない。日本食のお店を構えるのもいいけど、
資金の問題を考えると現実的ではない、でも教えることならできるかもしれない。
料理教室みたいな形で、
日本食に興味のある外国人を集めて、
日本食を教える、このような形なら、
そんなに大きな資金も要らないし、
自分の好きなことを仕事にできるし。
このように考えると、
最終目標は「英語を使ってビジネス」ということになりますが、
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- まずは生徒さんと話せるように最低限の日常会話を覚える
- 次に料理を教えるための専門的な単語や表現を勉強する
- 人に教える際の英語表現を勉強する
- ビジネスに必要な英語を覚える
このように段階的な目標を立てることもできますよね。
ただ、
「ビジネスをする！」では現実的ではなく、
そもそもやってみようという気にも
ならないかもしれませんが、
上記のように段階的な目標を設定をすることで、
より現実的になり、モチベーションも維持できます。
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モチベーションを低下させないためには、
「次の目標を設定しておくこと」は非常に重要です。
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■ 登山家のモチベーション維持法
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登山家などは、
まさにこのようなモチベーション維持法を行っています。
山登りは、
「登るときより、
下山する時の方が危ない」
と言われますし、
現に遭難するのも下山時が多いらしいです。
一般的には登るときの方が危ないイメージありますよね。
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なぜか？
それは、
登りきった達成感で、
下山時はモチベーションが低下しており
それが集中力を低下させ、
遭難や事故につながる要因となる
からです。
ではそうならないように、
登山家の人たちはどのようにしているのか？
それがまさに、
「次の目標を立てておく」ということです。
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「この山に登ったら、次はあの山に登ろう」
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このように目標設定しておくことで、
頂上についても目標達成ではなく、
むしろそこが次へのスタートとなり、
モチベーションを低下させることなく、
しっかりと集中できるというわけです。
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もしあなたが、モチベーションが続かなくて、
いつも挫折ばかりを繰り返してきたのであれば、
このような目標設定を行い、
次の目標、大きな目標を立ててみてください。
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私は、「通訳になる」と言う目標を立て、
少し形は変わりましたが、
今では英語で生計を立てる身にもなりました。
あなたも、
「英語を使って仕事をする」、
という目標を立ててみてはいかがでしょうか？
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「英語を使って仕事するなんて私には…無理…」
なんて思っているかもしれませんが、私も初めはそうでした。
私なんてまさに失敗の塊でしたので、
当時の私を知る人は、
今翻訳の仕事をしているなんて
夢にも思ってないかもしれません。
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あなたが、
「英語を使って仕事をしたい！」と思うのであれば、
しっかりとその目標に向かって計画を立て、
モチベーションを維持しながら
少しずつでも勉強を続けてみてください。
私にできたのですから、
あなたにもできるはずです。
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－戸田亮
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