海外仕事をするというのは
多くの日本人の憧れだと思います。

そこで、
私がアメリカ・マイクロソフト本社で仕事を手に入れた
経緯をお話します。

今の私は、ITや通信技術などの翻訳していますが
当時は、専門的な知識はまったく持っていませんでした。

Word、Excel、PowerPointを使える程度のレベルです。

だから、IT企業で仕事をしようなんてことは
これっぽっちも考えていませんでした。

でも、ある日、知り合いに

「戸田さんくらいの語学力があったら、
ローカリゼーションができるんじゃない?」

と言われたのです。

「ローカリゼーションって何ですか?」

と聞き返したのを覚えています。

ローカリゼーションというのは、
機械やコンピュータ、サービスなどを
外国仕様に変える仕事のことです。

つまり、文化やコンピュータの違いを配慮しながら
外国語に翻訳するわけです。

コンピュータソフトなどは、
アメリカで開発して日本語に翻訳する
というパターンが一般的なので
ローカリゼーションの仕事はドッサリあるというのです。

「なるほど、そんな仕事があるのか。」

と、そのとき初めてローカリゼーションという言葉を知り
すぐに、こちら↓の就職サイトに履歴書を掲載しました。

http://www.monster.com/

履歴書では、

「Localization Expert(ローカリゼーション専門家)」

と断言しておきました。

前日に、ローカリゼーションという言葉を
知ったばかりでした。

だから、「 自称専門家 」ではありますが、
アメリカでは、これくらいしないと

チャンスはゼロ

です。

それから何日か過ぎて、仕事から家に帰ると
留守番電話にメッセージが残されていました。

採用担当者からのメッセージで
マイクロソフトで仕事をしないか?
と仕事をオファーしてきたのです。

仕事はローカリゼーションではなくテスト関連でしたが

「これはすごいチャンスが来た!」

と、飛び上がるほどに興奮したのを覚えています。

マイクロソフトには、世界中から
ものすごい人数の求職者が申し込んでくるので
最初に、求職者の履歴書をコンピュータで処理するそうです。

この段階で、ダメな人はすべて除外されてしまい
人事担当者に見てもらうことすらできません。

私の場合は、マイクロソフトに履歴書を送ったわけではなく
就職サイトに登録していただけなので
担当者が、アメリカ在住の日本人を探していたときに
たまたまヒットしたんでしょうね。

まったくの幸運です。

こういう幸運は、絶対に逃してはダメなのです!

ほんの少しでもドアが開いたら
足を突っ込んで グイグイ やってこじ開ける勢いがなければ
アメリカでは負け犬の仲間入りになります。

私は、せっかくのチャンスなので
日本人の美徳である謙虚さは忘れて
アメリカ人流に グイグイ やることにしました。

担当者に電話をかけると
マイクロソフト本社で面接をしたいから来てくれ
と言うので、一張羅のスーツを着込んで出かけていきました。

緊張のせいで、それほど暑くないのに汗ビッショリ。

面接の相手は、アメリカ人と日本人でした。

日本の就職活動のように、スーツを着込んだ担当者と
固い話をすることを想像していたのですが

実際には、よれよれのティーシャツと半ズボンを着て、
サンダルをはいた、かなりメタボぎみの男性のオフィスで
あれこれ質問され、それに答えるという形でした。

ハリウッド映画に出てくる典型的なコンピュータおたく
という感じの男性です。

その後に、日本人の面接を受けましたが
彼女も普段着とサンダルという気楽な服装でした。

面接では、本当はコンピュータの知識はゼロなのに

「自信があります!」

という態度を示しました。

そして、

「未知のことに挑戦するのが大好きで
このチャンスには、ワクワクと興奮しています。

新しいことを学ぶのが大好きなので
プライベートな時間を使って勉強することも
苦になりません。」

ということを伝えました。

この二つは、アメリカで仕事をゲットするには
絶対に言わなければいけない重要ポイントです。

「お役に立てるかどうか分かりませんが
全力で取り組みます。」

というような日本的なことを言う人は
自信がない人と見なされるのでNGです。

アメリカ人は、

「役に立つかどうか分からない人」

なんか採用したくないし

「全力で取り組むどうか」より「結果を出すかどうか」

を重視するからです。

こうして、マイクロソフトでの仕事を
ゲットすることに成功したわけです。

「ウソをついて職についても
化けの皮がはがれるんじゃないか?」

と心配になるかもしれませんが
そうならないように全力で取り組めばいいだけです。

それに、仮に化けの皮がはがれても、
とりあえず、ドアをグイグイと開けて
中に入ることには成功したので大きな前進ですよね。

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-戸田亮