単語は覚えるな！英会話を身につける最初のステップ

単語の覚え方あなたは単語教材を持っていますか？

もしかして、その単語教材に載っている単語を
前から順に覚えていますか？

もしあなたが英語を勉強する目的が
ＴＯＥＩＣなどの試験で点数をとることなら
今のままその単語教材で単語を覚え続けるといいでしょう。

また、まだ英語を勉強し始めたばかりで語彙力が弱い場合でも、
単語教材に載っている基本単語を覚えると効果的です。

でも、英会話ができるようになりたいなら、
単語教材を使って単語を覚え続けても効果はありません。

知っているはずなのに使えない単語が増え続けるだけ

です。

私の経験をお話しします。

私は大学受験のときに
受験用の単語教材や熟語教材を全部覚えるほどに
覚えまくりました。

「３回ノートに書いて、７回声に出して読め！」

そのように勉強方法の本に書いてあったので
実直に実行して覚えまくりました。

その方法で

大学受験の英語は突破！

しました。

それで英会話ができるようになったかというと
ぜんぜん話せませんでした。

それどころか、大学を卒業してからニュージーランドに留学したときに
英語を話そうとすると、ひとことも英語を話せませんでした。

という状態でした。

大量の単語を暗記したにもかかわらず
ぜんぜん役に立ちませんでした。

私は頭が悪いのでしょうか？

そう思うなら、一流大学の大学生たちを見てください。

誰もが受験のために大量の単語を暗記しているけれど、
それで英語を話せるようになる人は、一人もいないですよね。

単語をたくさん覚えると試験の点数は上がるけれど
英会話ができるようにはならないのです。

それどころか、

頭が混乱してよけい話せなくなる

のです。

もし、TOEICや英検のスコアを上げることではなく
仕事などで英語を使えるようになることが英語を勉強する目的なら
次々と新しい単語を覚えるのは止めたほうが得策です。

中学レベルの基本的な単語を覚えたら
その単語を使いこなせるように練習するべきです。

そして、あなたの目的に合った単語を選んで覚えてください。

単語教材に載っている単語を前から順に覚えるのではなく
仕事のときに使う単語や、趣味について話をするときに使う単語など
実際に使う可能性が高い単語を覚えていくわけです。

こうすることで、「知っているけど使えない単語」ではなく
「実際に使える単語」を増やすことができます。

どの単語を覚えたらいいかは、
趣味や仕事について英語で日記を書いたり、
独り言でもいいので英語で話したりすると自然に見つかります。

－戸田亮

本当の英語力を付けるための勉強方法って何？

基本的な単語と文法を把握したら、会話のときに文法を使いこなせるように
英語の基礎構造を頭の中に構築します。
すると、考えなくても英語が出てくるようになります。

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