日本では目玉焼きの焼き方って、半熟か固焼きかくらいしかありませんが、海外にはいろいろな焼き方があり、それぞれ名前が付けられているって知っていますか?

漫画「美味しんぼ」に、世界中の人が目玉焼きについて話し合うために「国際目玉焼き会議(IFEC:International Fried Egg Conference)」という国際会議が開かれるストーリーがあります。

卵の両面を焼くのが正しいとか、パンに乗せて食べるのがいいとか、目玉焼きの料理法や食べ方について、各国の人が真剣に話し合うというお話です。

日本では目玉焼きというと、卵の片面だけを焼くのが一般的ですが、海外では両面をしっかり焼く料理法も一般的で、食べ方もいろいろなんですね。

日本人の私としては、目玉の両面を焼いたりしたら黄身が固くなってしまって、目玉焼きの一番美味しい部分が台無しじゃないかと思いますが、目玉焼きの作り方も国や家庭によって千差万別。

どれが正しくて、どれが間違っていると結論づけるのは間違いのように思います。

■北米(カナダ・アメリカ)での目玉焼き事情(英語)

カナダやアメリカでは、目玉焼きには焼き方が数種類あり、以下のような英語名で呼ばれています。日本でよく食べられているのは、「サニー・サイド・アップ」です。

▼ターン・オーバー(Turn over)

卵の両面を焼く方法です。焼き加減によってさらに呼び方が変わります。

・オーバー・イージーまたはオーバー・ライト(Over easy/over light)

目玉焼き(オーバーイージー)

黄身(yolk)は液体状で、白身(egg white)は完全に固まった状態です。 一部の地域では「dippy eggs」や「dip eggs」とも呼ばれています。「dip」には「(液体に)ひたす」という意味があり、トーストを黄身にひたして食べることから、こういう呼び方が使われています。

・オーバー・ミディアム(Over medium)

黄身は調理されていますが、中央部分が半熟のものを指します。白身は完全に調理されています。

目玉焼き(オーバーミディアム)

・オーバー・ハード(Over hard)

黄身をつぶして両面が固くなるまで焼いたものを指します。

目玉焼き(オーバーハード)

・オーバー・ウェル(Over well)

黄身が固くなるまで焼いた、いわゆる固焼きです。

目玉焼き(オーバーウェル)

▼サニー・サイド・アップ(Sunny side up)

白身が固くなるまで片面だけを焼いて、黄身は半熟のものを指します。暖めたオイルを白身にかけたり、少量の水をフライパンに入れて蓋をすることで白身や表面の焼き具合を調整できます。

目玉焼き(サニーサイドアップ)

■その他の諸外国での目玉焼き事情

カナダ・アメリカでは上記のような目玉焼きが主流ですが、その他の国ではどうなのか見ていきたいと思います。

▼エジプト(Egypt)

目玉焼きが朝食によく食べられます。オイルやバターなどが付けられます。また、トマトやチーズ、ビーフソースなどが添えられることもあります。

▼インド(India)

単独で出されるか、他の料理に添えて出されます。調理中や調理後に、ブラックペッパー(black pepper)、チリパウダー(chili powder,)などの香辛料が振りかけられることがあります。

▼アイルランドと英国(イギリス)(Ireland/the United Kingdom)

一般的な朝食として、ベーコンやソーセージ、さまざまな香辛料とともに、トーストやサンドイッチで提供されます。

目玉焼きを使ったイギリスの朝食

■まとめ

海外に行くと、目玉焼きの焼き方だけでも数種類あるので、日本人が海外旅行先のレストランで注文するときに悩みの種になるようです。

少し予習しておくだけで、レストランでの注文がずっと楽になるので、ぜひ覚えておいてください。

 

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