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私は、英語が話せるようにならなくて
何年もの間、すいぶん悩みました。
海外留学をしたり、ネイティブの個人レッスンを受けたりしても
どうしても言葉がうまく口から出てこなくて
自分には英語の能力がないんじゃないかと信じかけていました。
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私が英語を話せるようになったのは
アメリカの仕事で電話対応をしていたときのことです。
このとき、カタコトの英語しか話せないにもかかわらず
電話対応を任されたんです。
最初は失敗続きでしたが
英会話のコツに気づいてからは
急激に英会話が上達し始めました。
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それまでも英語を勉強していたのに
どうして上達しなかったのか？
どうして急に上達し始めたのか？
その秘密は、英語学習の間違いにあります。
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私は空手が好きなので
空手を例にして説明しますね。
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空手では、主にパンチとキックを使って戦います。
当然、パンチもキックも使いこなせるように
パンチとキックの両方を練習します。
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ここで考えてほしいのですが
「パンチの練習をしていたら
ある日、突然、キックが上達した！」
なんてことがあると思いますか？
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「いやいや、そんなことはあり得ないでしょ。」
と、誰でも分かると思います。
パンチとキックはぜんぜん別物なので
別々に練習しなければいけません。
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では、もう一つ質問です。
「リスニング教材を聞いていたら
英語を話せるようになった。」
なんてことがあると思いますか？
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賢明なあなたなら分かるはずです。
「聞く練習」をして「話す能力」が
伸びるわけがないってことが・・・
リスニングとスピーキングは
別々の能力です。
だから、別々に練習する必要があります。
もしあなたが、リスニング教材を１日１時間聞いていて
英語を話せるようにならないと悩んでいるなら
リスニング教材を聞く時間を３０分に減らして
残りの３０分は、スピーキングの練習に使ってください。
そうすると、スピーキングも上達します。
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－戸田亮
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