こんにちは。運営者のアキラです。

前回の記事「英会話の上達を実感できない理由」で、Explicit learning(明示的学習)とImplicit learning(暗黙的学習)
についてお話ししました。

Explicit learning(明示的学習)は、単語や文法を覚えるような学習で、Implicit learning(暗黙的学習)は、英文の音読のような学習という話でした。

読んでいない場合は、「英会話の上達を実感できない理由」を読んでください。

これらは両方とも大切なのですが、英語を使いこなせるようになるには、Implicit learningをたっぷりする必要があります。

ただ、Implicit learningの特徴として、学んでいるという実感がないということがあります。

また、1週間、1か月と続けても上達している感じがしないので、多くの人は挫折してしまいます。

そこで、Implicit learningでの挫折を避けるためのコツを紹介します。

それは、学びは「薄い紙を1枚ずつ積み重ねるようなもの」とイメージすることです。

紙を1枚、床に置いたところをイメージしてください。

床の高さとほとんど変わりませんね。

次の日に、そこに1枚重ねても、やはり高さはほとんど変わりません。

その次の日も1枚、その次の日も1枚と1か月くらい続けて、やっと厚みが少し出てくる感じです。

Implicit learningの学びは、こんなふうに薄い紙を1枚ずつ重ねていくようなイメージです。

つまり、毎日の学びは非常に小さく、昨日と今日で大きな違いがあるようには感じられません。

でも、確実に積み重ねられています。

だから、3か月、6か月と続けていくことで、最初と比べると大きな違いが出てきます。

Explicit learningとは違い、Implicit learningは進歩が見えにくいのでモチベーションを維持するのが難しいですが、続けると確実に上達します。

ですので、「上達していないのでは?」と感じたら、紙を積み重ねているところをイメージしてください。

積み重ねた紙の厚みをイメージすることで上達を認識できるはずです。